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HRは戦略実行のための手段です。

この間、僕は気づいてしまったのです。
戦略というものは実行されて初めて意味があるということに。(当たり前すぎる)

そうでもないという意見もあると思うのですが、、
戦略を作るのって楽しいですよね。

市場を分析し、自分たちを評価し、そこから導き出される美しいロジックを組み上げる
そして、一筋の光のような勝ち筋を描いて淀なきピッチをする。

戦略設計する際に裏付けとなるような調査も一定している&それなりの時間をかけて思考しているので、多少の指摘や懸念は完膚なきまでに論破する。
そして、必要な承認やら予算やらを獲得する。

あとは、これを実行するだけ・・・・
そう、実行さえできれば勝てるのです。

でも、多くの場合、勝てるはずが勝てない。
なぜか、描いた戦略がその内容通りに実行されないのです。

僕の視点だとその理由はこんな感じ。

「だって、、戦略立案時と戦略完了までの期間で変化が起きるから。」

こんなことを言うと、いやいや時間軸見ながら戦略立案するので、市場の変化や環境変化も一定は織り込み済みなのでそれはないわ。と思う方もいるかと思います。
まぁ、そこは織り込み済みですよね、わかります。

でも、自分達の組織が時間軸で変化することが意外と抜けているのです(特に組織運用の視点が。。。)。

組織って個の集まりで作られているものなので最も大きな変数になりがちなのです。
仮に組織設計の青写真はあったとしても、その運営にまでは思いを馳せることは難しいのです。

でも、ちょっと油断しただけで戦略実行に必要な機能を持たせた組織がマネジメントの問題で機能しなくなっていたなんていう組織運用のエラーはまま起こったりします。

結局のところ、戦略という絵に描いた餅を捏ねて食べれるようにするのは、膨大なタスクをこなす組織です。なので戦略を現実のものとしたいと願う事業責任者の方はHRのチームや論理をうまく活用して組織をマネジメントされると良いかと思います。

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