見出し画像

不動産ライターの、のりべぇ。第20回です。

あっという間に20回。心より御礼申し上げます。

これからも頑張りま〜す!

 いやぁ、続けてみるもんですね。あっという間の、20回を迎えるに至りました。これもお読みいただいた皆様あってのこと。心より御礼申し上げます。50回、100回、いやいや。1000階を目指して頑張ります!

では、今日の本題。ぶち抜き企画を始める前に…

 またぶち抜き企画を始めようと思ったのですが、今日はその前に、どうしても皆様にお伝えしたいことがあって、書かせていただこうと思いました。これまで、広告媒体系ライターとしてお仕事を頂いた中で、一番大切にしてきたことです。そのままストレートに書くと真面目すぎるので、ちょっとラフなスタイルでお送りしたいと思います。

「人の家選びを笑うな!」

 不動産にまつわる話題も例外なく、ネットに溢れています。情報を発信している人も、不動産評論家に始まり、実際に家選びを経験された方、あるいはマニアまで様々な方が書かれています。その中には辛口コメントも多く、辛辣な内容のコメントも結構あります。
 おそらく人生最大の買い物であろう、不動産購入。それゆえに、施工会社のちょっとしたミス・手抜きであっても気になるのは当然だと思います。ただ、そうした情報を集め、あの会社の家はダメだ!とバッサリ斬り捨てるようなコメントも散見されます。そして、その会社の建物を買う人に「そんなゴミを買うのは…(以下略)」のように、厳しいことを書かれているケースもみかけます。
 皆様もご承知の通り、一戸建てであれ、マンションであれ、建物を建てる前と後に、それぞれ「建築確認・完了検査」があります。建築基準法に代表されるように、一定以上の品質を保てるよう、法令も整備されています。それを破って作られた「違法建築物」であれば批判の対象となるのは当然です。しかし、ちゃんと作っている会社なのに、ちょっと没個性的な、ありきたりなデザインの家、というだけで批判されたり、いわゆる耐震性などはちゃんと維持されているのに、フローリングの端っこの処理が甘かっただけで、欠陥住宅呼ばわりされるケースもあります。あなおそろし。
 前述の通り、人生最大の買い物ですから、誰しも失敗したくない不動産購入。毎週のように記事を書いてきた私ですから、そうした批判をされる方にも一定の理解はしたいところですが、最近、少々度が過ぎることが多いように思えます。不動産に限った話ではありませんが、私設警察ばりの内容には恐怖すら覚えます
 ということで、映画のタイトルをもじってしまいましたが、あえて声高に申し上げたいことはコレ。「人の家選びを笑うな!」です。ハウスメーカーが好きな人もいるでしょうし、家探しに時間を費やすことができず、分譲中のお家を選ばざるを得ない人もいるでしょう。あるいは予算の関係で、選択肢が限られる方もいらっしゃるでしょう。でも、(中古物件も含めて)新しい家・新しい環境で始める新生活は一緒。それ故に繰り返し言わせていただきます。「人の家選びを笑うな!」と。

人の数だけ生活スタイルがある。当然、家選びも人それぞれ。

 どうして私が「人の家選ぶを笑うな!」と書いたかと申しますと、前述のような、家に対する辛辣なコメントが散見されることが一つ。そして、私の職業故に「のりべぇは家を買うとき、どこの家を選ぶの?」と聞かれることが多い、というのがもう一つ。
 ですが、人の数だけ生活スタイルがあります。同じく、家選びだって人それぞれの理由があります。もし、私が過去のライター歴を全面に押し出そうとしたら、私は販売物件の広告しか書いたことはありませんから、購入派の方を全面的にお勧めし、賃貸派なんて否定するかもしれません。でも、人の数だけ生活スタイルがあるのですから、購入派の方もいれば、賃貸派の方もいて当然だと考えます。さらに言えば、購入派の方の中でも、ハウスメーカーにこだわりたい、建物の坪単価が100万円を超えても、ハイグレードな一戸建てがほしい、という方もいれば、できる限り家のコストは抑えたい、という方もいるでしょう。ですが、こだわり派の方からすれば「どうしてそんな安い家買うの?」と思うでしょうし、コスト派の方からすれば「どうしてそんな高い家買うの?」と思われるでしょう。疑問に思われるのはいいとして、否定するのはいかがなものでしょう。高額な家も、そうでない家も見ている私から申し上げれば、「どちらもいい(Goodっていう意味)ですよ」

重要なのは「きちんとメンテナンスすること」。

 永く同じ住まいで暮らしたいと思ったら、重要なのは定期的な(あるいはこまめな)メンテナンス。それは一戸建て・マンションのどちらにも共通です。
 そう書きますと「マンションは修繕計画が立てられているから、気にする必要ないじゃないか」とおっしゃる方もいるでしょう。そのとおりですが、それは共有部の話。しかも、マンション自治会・理事会なんて他人事、と考えてしまうと、いつの間にか運営がおざなりとなり、修繕計画が頓挫していた、なんてトホホな結果になりかねません。マンションだから大丈夫、と考えず、ときに自治会・理事会に顔を出すなど、配布資料に頼らず、状況の把握を実際に確かめる必要はあります。一戸建てであれば、所有される方のお気持ち次第ですから、施工、あるいは販売された会社の方と相談し、メンテナンスの計画を立ててください。定期点検は無料というハウスメーカーもありますが、家の使い方によっては有料修理というケースもあります。一戸建てであっても、修繕費用を預金されることをお勧めします。

明日から「一戸建て住宅の選び方」をお送りします。

 あくまでも、特定の会社を否定するものではありませんし、アラ探しをするための文章でもありません。賃貸の話のときと同じく、選ぶのはあくまでもあなた。ただ、数多ある物件の中で、自分にピッタリの物件を探す際のヒント、と捉えていただければ幸いです。また、一戸建て住宅の選び方をお送りしたあとは、マンションの選び方についてお送りする予定ですので、マンション派の方は少しお待ちいただければと思いますが、一戸建て住宅の選び方も参考になると思いますので、ぜひお楽しみください。

時々申し上げておりますが、私の文章は基本的に甘口です。辛口をお好みの方にはお口に合わないこともありますので、何卒ご容赦ください。
次回もお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?