羽毛布団の選び方
寒くなったので寝具を買い替えようと羽毛布団について調べてきました。
羽毛布団の選び方は3つのポイントがあるようです。
①羽毛の種類 ②キルトの加工 ③側生地
①羽毛の種類について
結論:ダウン率が高く、ダウンパワーが高く、臭いが少ないのが良い
羽毛=水鳥の胸毛であり、羽毛≠羽根です。
羽毛は「ダウン」と呼ばれ、羽根は「フェザー」と呼ばれます。
羽毛には保温力があり、羽根には保温力がありません。
羽根はただのかさ増しにしかならないようです。
羽毛布団の中身は「羽毛」と「羽根」が混ざっています。
製造の過程で羽毛(ダウン)100%にはできません。
ダウンの割合を表記する「ダウン率」があります。
このダウン率が90%を超えるとかなり高品質です。
羽毛は鳥から採取するので臭いがあります。
主に「ダック(あひる)」と「グース(ガチョウ」の羽毛を使用します。世間ではマザーグースもいますが、親鳥になったグースのことです。
ダックよりグースの方が臭いが少ないです。
ダックは雑食でグースは草食性であるのが関係しています。
また、洗浄度も関係しています。
物によるとJIS規格の2倍綺麗に洗っているのもあるとか、、
こればかりは、現物の臭いをかいでみる必要がありそうです。
ダウンパワー(cm²/g)とは、羽毛1gあたりの体積を示します。
これは、1.4kg/m²の圧力をかけた状態での体積です。
軽くて体積が大きいとそれだけ空気を多く含むことができます。
羽毛の隙間に空気を大きく含めるとその分暖かくなります。
また、熱くなりすぎると羽毛は閉じて熱を逃がすしてくれます。
ダウンパワーが高ければ高いほど良いようです。
結論:ダウン率が高く、ダウンパワーが高く、臭いが少ないのが良い
②キルトの加工について
主に「立体キルト(一層式)」「完全二層式」「2枚合わせ」の3つです
キルトとは、羽毛が偏らないようにするための仕切り部分です。
「立体キルト」は一層なので、キルト(仕切り)部分と羽毛の入る小部屋で布団本体に厚みの差が発生します。キルト部分は薄くなっているのでそこから熱が逃げてしまいます。
「二層式」は一層式の弱点を補っています。二層にして上下でキルトをずらすことでキルト部分の薄さをカバーします。布団自体の厚さが均一なので、キルト部分から熱が逃げる心配がありません。
「2枚合わせ」は「合い掛布団」と「薄掛布団」の2枚セットです。夏は「薄掛布団」、春秋は「合い掛布団」、冬は「2枚合わせ」で使用します。ちなみに、「合い掛布団」は通常より羽毛の量が少ない布団のことです。
私は完全二層式にしようかと思います。なぜならキルト部分で寒いの嫌だし、2枚合わせで使わない片割れをカバー無しで保管したくないからです。
また、キルト等の縫い目部分から羽毛が出てこなくする「ダウンプルーフ加工」がついているものもあるようです。
③側生地
「ポリエステル」と「綿」の二つが主流です。
ポリエステルの方が強度が高く、綿の方が通気性に優れています。
ポリエステルを使用している商品の中には「洗濯可」もあるようです。
綿は羽毛が持っている湿度調節機能を生かすことができます。
こればかりはどちらも一長一短あるので悩ましいです。
羽毛布団の寿命は側生地が先にきます。側生地が破れてしまいます。これを考慮すると、私はポリエステルで「洗濯可」の商品をえらびます。洗濯できるぐらい強度があるということですから。
①②③を総括すると、
①グースでダウン率90%以上、ダウンパワーが高いもの
②完全二層式でダウンプルーフ加工付き
③ポリエステルで洗濯可能
私はこの条件でどこで買うか比較しようと思います。臭いを嗅ぎながら。。
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