嫌いなものを敢えて好きということと加速主義

先日、宮台真司氏と青木理氏による「月イチ宮台 安倍政権の終焉と終わらない加速主義」という配信を聴いていて、宮台氏は加速主義的な意味で安倍政権の終焉が「残念」だと述べていた。

青木理×宮台真司『月イチ宮台 - 安倍内閣の終焉と終わらない加速主義』 https://youtu.be/lVBq5vRN87U

この様に、自分が普段から批判して来たものをあたかも肯定しているかの様にあえて表現することというのは、ままある事ではある。

一つの効果として期待できるのは、自らをアンビバレントな状況に置く事で、文脈を理解している人に対して趣深い効果を生むことがある。私も場合によって似たような言い方を使うことがある。

思い出されるのは、政治評論家で作家の竹田恒泰氏が韓国の朴槿恵政権や文在寅政権を応援したり、国会議員の蓮舫氏が民進党代表だった頃にわざと必死で庇うような言説をすることをネタの様に使っていたことがあった。

竹田恒泰「ここで蓮舫に辞められると困る。ちゃんと民進党を墓場まで導いてもらわないと」  http://netgeek.biz/archives/99502

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