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3月の日記 10年前、起業した日。娘とゆっくり話す日々。友人と語る日。

3月のとある日 1
娘とゆっくり話す時間。「わたしってこういう時に集中できない」「のりはテストで100点目指す必要ないってよく話しているし、わたしもそう思うけど、他の人は『100点取らないと怒られる』って話していて、それなんで?」「わたし、昨日よくなかったことあったなー」と、ずっと話している。僕も「そうか、そうなんやなー」と言いながら、聞いている。


家族内で話し合える雰囲気づくりって大切だといつも思っていて、うちの家では家族会議と話しているが、ゆっくり自分の考えを話せる場は子どもたちにとって大切な時間になると思っている。娘たちの考えとか気付きとか聞いていると、不思議と嬉しいのはなんでだろう。言葉が話せていくようになっているのが魔法のようで、いつもすごいと思っている。


3月のとある日2
この日は友人の起業家が家にきた。コロナになってから、僕の生活は一変、ほとんど外食もしなくなったし飲み会に行くことも無くなった。ただ、知り合いなど神戸に来ていただける方や地元の人には家でパートナー含めて4人以下で飲んでいる。


その時に少し自分の話をした。僕は一時期、友人の起業家と比べてしまったことがあり「自分は彼みたいに、彼女みたいに◯◯できない」と思った時期もあった。ただ、自分の弱さを周囲に出せるようになってから、自分のことが認められるようになってきたと思った、と。そんな話をした。


弱さを出す。これは僕にとってもハードルが高かったことだったのだが、今ではつらい時につらい、と話すようにしている。「男だから」というような固定観念がずっとあったから、事業で生徒には「つらいときはつらいと言えよー」と言いながらもできていなかった時代も自分であったな、と思いだす。


頼ることや、弱さを出すことは「恥」だとは思わないでほしいと言いたい。何度でも言いたい。これはほんとそう。


3月のとある日 3
今日は大阪のNPOや支援者が集まる会合に行ってきた。


思想やスタンスを超えて困窮者支援のために何ができるかを話し合える貴重な場。SNSには出てこないが、こういう場があるのは本当に素晴らしいと思う。


僕は人に恵まれていると思う。多くの方がいろんな人を紹介してくれている。あまりできることはないが、いつも感謝している。


感謝をすることは祖母から学んだ。母から、父から学んだ。そんな祖母が亡くなってもう4年近くになるか。祖母には毎朝、写真を見て「おはようございます」とお辞儀している。


多くの人たちのおかげで今の仕事がある、10代の孤立を解決していくために仕事ができている。支えがある。本当にいつも、ありがたい。

3月15日

10年前の今日、会社を辞めた。次の日には通信制高校の卒業式に出ていた。10年前は始まりの日。

起業して10年。ありがとうっていう気持ちだけ。精一杯込めて。

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