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バンドの周年ライブで思うこと

周年ライブ…という言葉があるのかな?
デビューから、もしくは結成などから
10周年、20周年…など区切りの年を祝うライブということだと思うんだけど。

私はこの周年ライブが大好きだ。
大人になって久しぶりに行ったライブがとあるバンドのデビュー10周年、横浜スタジアムでのライブだった。
なんか、こう、お祭り感がとても強くて、グッズも特別なものがたくさん出るし、遠征してくるファンもたくさんいる。
特別な瞬間を楽しもうとみんなワクワクしてるのが伝わってくる。TwitterのTLはその場にいる人もいない人もみんな楽しそう。
本当に行ってよかったなと思えるライブだった。

その後も他のアーティストの周年ライブに行ったけど、いつものライブよりお客さんも高揚感が高かったように思う。ゲストが来ることも多いから特別感があるし。

でも、何でお祝いなの?
続けていれば通る通過点なのに。

が、最近は思う。
よく考えるとバンドの周年ライブなんて奇跡の連続の延長上にあるものだな…と。

ひとつのバンドが長く続くことは、本当に奇跡でしかないと思う。オリジナルメンバーなら尚更。

自分が歳をとってきたからこそ、とても強く思う。素人の私がちょっと考えただけでも、健康上の理由、音楽性の違い、不祥事を起こしちゃった、金銭的なこと、家族ができたりまわりの環境が変わってしまうこともあるだろう。メンバーの相性だって。

ライブハウスで頑張っていても、日の当たる場所に出る前に消えてしまう…そんな仲間を横目で見ながら、それでも続けてきて今がある。

単純に長生きはめでたいと思うのだ。

結成当時から応援してる人もいるだろうけど、バンドの成長とともに入ってくるファンがほとんどだろう。
続けてくれていなければ、今、出会えなかった。だから今まで続けてきてくれてありがとう!とこちらからも感謝の気持ちを伝えられる場があるのはファンの立場からしてもうれしいことなんだな。

2024年、周年を迎えるバンド、おめでとうございます。これからもご活躍を!