見出し画像

ねんドラちゃんの畏怖ボディ作成備忘録【ひとりめ】

本記事にはその特性上、ドールの解体写真や生首写真、裸の写真が掲載されています。
少しでも不安のある方は以下をご覧いただかないようお願いいたします。


気付いたら青肌の子を推していました。
吸血鬼すぐ死ぬの主人公ドラルクさんです。

オビツろいどに出会って間もないわたしが染色なんてできるはずもないのに!推しがルノアールの絵画のごとく透き通るような肌の持ち主なばかりに!オビツ11を樹脂用染料SDNで染めることを決意しました。

とりあえず1発でうまくいくとは思っていないので同志様が畏怖レシピを考案されるか、わたしが満足するまで気長に何度かレッツドラドラ~♪してみるつもりで覚書を残したいと思います。

参考

褐色肌のこちら

青肌のこちら

用意したもの

小さなフライパン、すくい網、ボウル、計量カップ、ピペット、温度計、スパチュラ、中性洗剤、スポンジ、メラミンスポンジ、キッチンペーパー、ゴム手袋、マスク、色見本
SDN空、紫、ねずみ

ダイソーでデジタル温度計が売ってるってネット記事見かけたからダイソー行ったけどアルコール温度計しかありませんでした。大型店舗なのにぃ
結果、アルコール温度計で何ら問題無かったです。最初からちょっと欠けてたけど。
また、対象を投入したときに起きる温度の低下でムラになることがあるそうですがわたしの使用したフライパンで300ml程度の溶液を許容でき、後述の配合に於いてオビツ11程度の体積では左程の温度低下は見られませんでした。

それからわたしの後をついて回る可愛い使い魔のコタローさん
(染料扱うときはさすがに近くにいてもらいたくないので離れていてもらいました)

はじめてのSDN染色

2022/07/31
染色対象はオビツ11マットスキンホワイティマグネット付きの身長調整パーツに総取り換え済のものです。
ねんどろいどの純正プレートは五条先生のもの、そしてオビ球。

1.パーツの分解

1枚目ひざ下ジョイントとなっているのは2枚目の足首ジョイントと同一です。念のため。ひじ下とか書いてるけどひじだしね。ポンコツすぎるぜ。

ジョイントはカッターの先などを差し込めば楽に分解できました。傷つけたくないなーと腕力と爪で頑張っていたのですが、どうしても最後の1ジョイントだけ爪では難しく仕方なしにカッターを持ち出したら傷なんてつく心配ないくらい簡単に分解できて『オレの20分…』

2.洗浄

中性洗剤でじゃばじゃば。
わたしは一応スポンジでしゃこしゃこしたけど洗剤溶かした水でじゃばじゃばやればいいだけだったりするのかな?有識者に教えてほしい。

3.ジョイントの染色

参考にさせていただいたゆきあかりさんのツイに倣ってまずはジョイントの染色から開始しました。
沖葉さんのツイで空単色での色味だと少し赤みが足りないように感じたのでSDN空7ml:SDN紫3ml:水190mlの配合にしてみたところ赤みが強く出すぎて紫に。60度を少し超えるくらいで3分ほどかと思います。
アホすぎてひざ以外の写真撮影忘れました。

ゆきあかりさんのツイでは濃い部分をメラミンスポンジでこすって色を落とすとされていたのでこすってみましたが全く薄くなる気配無くメラミンスポンジの存在が消失するだけでした。解せぬ。一応ちゃんとレックだったのに…

4.ジョイントとボディの染色

一度関節を洗って、今度は(手、足以外の)ボディパーツとともに染色しました。
先の配合では赤みが強いのでSDN空2ml:水40mlを追加して。
なので時間経過や使用による劣化というか変化はあるかもしれませんが全体で考えるとSDN空9ml:SDN紫3ml:水250mlというところでしょうか。60度を少し超えるくらいで1分30秒ほど。
記事にしている今ならやめろ、と言うのですが関節も一緒に染色したんですよ。だって赤み強いんだもん。
染色後の写真撮り忘れたみたいなんですが、とりあえずジョイントはめちゃくちゃ色が濃くなりました。
ボディはいい感じに染まったんじゃない?って浮かれてたんですがこれ時間経過とともに濃くなるの…?見るたび『あれ?濃くなってない?顔と比べて濃くない?』と思う仕上がりに。

5.手・足パーツの染色

ジョイント・ボディとは材質の違う手・足パーツもひとまず同じ溶液で染色してみました。
結果、これまた写真撮ってないみたいですが意外にもジョイントと同じような紫になってしまいました。
シリコンっぽい触り心地なので(実際にはTPEってやつみたいです)ボディよりよく染まるんじゃないかと予想してましたがそんなことはなく60度を少し超えるくらいで1分30秒ほど、濃さはいい感じ。
でもやっぱり青寄りにしたいので新しい溶液を作って更に染色してみました。
新溶液はSDN空5ml:水95ml、60度を少し超えるくらいで更に1分30秒ほど。
紫を塗り替えることは無理でした。

染料の除去

主にジョイントですが、あまりに濃くなってしまったので色を薄くしたい一心で試してみました。

1.メラミンスポンジ

1度目の染色後に薄くできなかったんだからできるわけないやろ…
実力不足です。

2.メラミンスポンジ+除光液(アセトンフリー)

驚異の威力。だめだこりゃ。
薄くはなったけど部分的に剥げすぎて白くなりました。

3.ティッシュ+除光液(アセトンフリー)

メラミンスポンジがつよつよなのが剥げの原因なのでは?天才か?!と喜んで試してみましたがティッシュに色は移るものの、そんなに薄くなっているようには感じられず。

材質の劣化

結局色とりどりではあるものの雰囲気はドラドラちゃんに近づいたかね、と組み立ててみましたが、染色前と比較して違和感が。
なにやら腹部の中のジョイントが頻繁に外れる…以前も動かしていたら外れたことが何度かあったけどちょっとこれは外れすぎじゃない?と思ったのですがよく考えると染料除去の3番目、腹部のジョイントで試したんですよね。見えない部分でたーめそ!って。

ABS樹脂の染料除去でわたしが認識しているのはメラミンスポンジ、除光液、Mr.カラーうすめ液、アセトンですがスポンジ以外のこれらは樹脂を溶かしているとのこと。
薄くなったとは感じないけどティッシュに色移りはあったし確実に溶けてたってことかー

あんよのマグネットも取れました。いつ?

幸いドちゃは股下5kmのスタイリッシュ紳士なので腹部をノーマルパーツに戻して脚長を強調するか、腕の抜けがそろそろストレスでちょうどパーマネントマットバーニッシュを購入したところなのでコーティングするかでなんとかなりそうです。

もう一つ。
胸部と背部の分解がそんなに難くなかったはずなのになぜかギシギシするように。いつも分解にはステンレスのスケールを使っていたのですがあまりに固くていくつか傷をつけてしまいました。
ホワイティのままなら目立たなかったかもしれませんが青肌だとさすがに丸わかり…でもパーツ変更時か腹部のジョイントが外れてしまった時くらいしか開かないので次の試作ではこれを念頭に置いて気を付けます。
なんでギシギシしちゃったんだろう?有識者プリーズテルミー!

次回への教訓

関節はオスとメスで別に染色する

関節がツートンになるというのは事前リサーチで承知していたのにわざわざ同時に染色してメラミンスポンジの出番を与える隙を作ってしまいました。
今回の染色でオビツ11のジョイントはメス側が染まりやすいことがわかったので次回はオスとメスの染色時間を変えたいと思います。
ただしオビ球に関してはオスの方が染まりやすかったので注意。
また、ひざはこれ以上の分解は怖いので染まりやすい方の色味をボディと合わせるようにしたいと思います。

染料の配合

今回の染色で、ボディは色味自体はなかなか近く調色できていると思うので次回は薄いかな?と思うくらいで引き上げたいと思います。
薄すぎたら追加で染めればいいのよ。推しには丁寧に接しましょう。
関節、ボディ→SDN空9ml:SDN紫3ml:水250ml
手・足→SDN空4ml:SDN紫1ml:水95ml
で様子を見ようかと。

腰パーツの染色

股関節にあたるジョイントの角度により、うまい具合に染色されない部分が生じていました。
次回はジョイントの角度を調節したうえで浸漬したいと思います。

おわりに

もっと面倒かと思ってましたがやはり推しのことなので楽しいですね!
そして染色すると途端に鎖骨が色っぽ!ドちゃはこうでなくちゃね!
以上、ここまでお読みくださりありがとうございます。
同志様および同じようなことで悩んでいる方の助けになれば幸いです。

ピント合わせて撮影しような!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?