それ,誰のために言ってるの? 【メンタルブロックストラテジー・Vol.1079】

「もっと〇〇の部分,
△△みたいに
やった方がいいよ~!」

「下手くそ!こんなの

全然ジャズじゃない!」  

これは私が今までの
音楽活動の中で第三者から
言われたことのある,

(顔や態度にこそ
出しませんが)

非常に頭に来た
言葉の数々です!

このように


「頼んでもいないのに
上から目線で来る」

“アドバイスもどき”

(敢えてこう言います!)こそが,

楽しいはずの楽器演奏で
悩んでおられる方々の

メンタルブロックの
元凶になっていることが
多いように思います!  

「アドバイスを
して良い条件」

1. アドバイスする側が,
される側よりもその分野で

「圧倒的に」知識量も
経験も豊富である

2. アドバイスを受ける側が,

アドバイスする側に
アドバイスを求めている 

この2つの条件を
同時に満たす
時点で初めて,

その人に役立つ
アドバイスになるのです!  


もちろん,中には
正論もあるでしょうし,

鋭いポイントを突いた

意見もある事でしょう!  

それについては
謙虚に耳を傾ける
ことも必要です! 

ただ本来,これらの
条件が満たされる事は

なかなかないと
思うのですが,

これを分からずに
安易に無責任な

「アドバイスもどき」

を受け,

言われた側は
その解決法も提示
されないまま

ただ問題・悩み事だけ
増やされるという,

非常によろしくない
事が起こります! 

ましてや,言われた側も

色々考えて結論を
出した上での行動なので,

そこを考慮されずに
ただ一方的に
言われたところで,

決して心に響く
訳がありません! 

かと言って,真っ向から
反論したところで

そういうタイプに
限って相手は
持論を曲げないでしょう… 

どうすれば
良いのでしょうか?  


「言われた事に対して,

『それは誰のために
言っているのか』

をよく考えてみる」 

ことが有効だと
私は考えています! 

本当にあなたの事を
思ってのアドバイスなら,


そういう方はまず  


・現時点であなたが
どういう方向性を
目指しているのか

・あなたがどういう性格で,

どういう悩みを
抱えているか

・タイミング的にあなたが
アドバイスを欲しているか 
を必ず確認するはずです…

まずそこがそもそも
分かっていないと,

あなたへアドバイスの
しようがない
はずだからです! 

そこを無視して
飛び越して
来るようなものは

ほぼすべて無責任な

「アドバイスもどき」

ですから一切,


耳を傾ける
必要はありません!  

よく私も主催していた
オープンマイクで
出演された方々から

「どういう所を
改善していけば
良いですか?」

という質問を受ける

(アドバイスを求められる)

のですが,


前述の通り私はその方々の  

・現時点であなたが

どういう方向性を
目指しているのか

・あなたがどう言う性格で,

どういう悩みを
抱えているか

(・タイミング的にあなたが
アドバイスを欲しているか)←これは満たしていますね(^^) 
を具体的にヒアリング
していないので,

答えようがないのです… 
その方々の目標とする到達度

(趣味で楽しんで
いきたいのか,

フェスに出演したいのか,

プロフェッショナルシーンで
活躍したいのか)

で答えも変わって来ますし,

その方の性格も加味して
言い方も考えますし,

どういう悩みを
抱えていらっしゃるかも

具体的にヒアリングして
その本質の部分を
捉えない限り,

効果的なアドバイスには
ならないことを
分かっているからです… 

本来,アドバイスとは

それくらい相手のことを
よく理解した上で
するもののはずです! 

こういう

「アドバイスもどき」

が減るだけでも,

もっと楽しくお互いに
音楽もできるようになり,

決めつけではなく

「何か思うところが
あってそうしたの?」

という,

相手の言い分も
しっかり聞くような

コミュニケーションも
取れて人間関係もより
円滑になるでしょう!

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