ひとさんの「創る人たち」を読んで
暇で手持ち無沙汰な時、私は没頭できる何かを探す。それは、テレビ番組や音楽、noteを読む事、作詩が大半だ。何かに集中してしまえば、持て余し気味の時間も簡単に消費できる。
私は他人との関わり合いを避けて暮らしている。いや、家族ですらそうだ。自分からはほとんど話しかけない。返答も短めだ。
それは、自分の言葉で誰かを傷付けたくないから、なんて事はない。たぶん、人にあまり興味が無いんだと思う。
こうやって自分と向き合ってみると、酷いものだ。友人関係の希薄さ、愛情不足。それでいて、自分が興味を持っているモノについて誰かと話したくて、今日もnoteを開いているのだろう。
私は「創始」という言葉が好きだ。意味はつくりはじめること。そして、「ソウシ」という言葉の響きが好きだ。子供ができたら名前に付けたいくらいだ。
自分が何かの創始者になる、なんて蒼い空想を持ったりもする。でも、ちゃんとした「創始者」の方々に比べて、圧倒的に努力が足りていない。でも、それでいいと思う。ちょっとだけ作詩ができるだけなのに、自分をクリエイティブだと格好付けて、表舞台には立とうとしない。そんな自分が嫌いじゃない。
てるてる坊主と絆創膏。
心に手当てしたんだと思った。
自分の人生。うまく行かない事が普通になって、変わらない事が普通になって。でも、自分のせいとも、誰かのせいとも思えなくて。前世の罪穢れ、先祖の曇り、スピリチュアルに考えた所で確かめようがない。
こんな行き詰まりのような状態なのに、誰かを責める気持ちにならないのはありがたい。もし責めるような性格なら今はもっと苦しいはずだ。
心に絆創膏を貼る方法。知らないけど、分からないけど、確かに創作活動にはそういう優しい効果があると思う。
眼の中に魚が住んでいる女の子。
金魚のような尾ビレを見て、何となくGARNET CROWの「Jewel Fish」を想った。心が通って詩を書きたいと思った。そして「ちょん」という詩ができた。(前の記事)
何か好きな事に没頭する事が「一時しのぎ」になる事もあるだろう。ポジティブに言えば没頭は「夢中」だ。でも、何にしたってやり過ぎる事が良くない、と私は考えていて、適度に休憩したり、必要な仕事をしたりしながら、適当なタイミングで没頭する。素敵なマイライフだと思う。
そんな没頭の産物、自分の言葉が誰かを傷付けてしまったら……。私の場合、noteに投稿する記事よりも、コメントを残す時にその可能性を考える。当たり障りのない言葉を残すなら、わざわざコメントをする必要はない。コメントを残すのは、その人に届けたいメッセージがあるからで、喜んでもらえるか、少しでも笑ってもらえるような内容を考える。ただ、人にはどこに地雷があるか分からない。絶対に触れて欲しくないトラウマだってあるかもしれない。だから強い言葉遣いはしたくない。断定する事は避けて、意味が通じる範囲でなるべくぼやかす。それでも、傷付ける可能性はゼロにできないけど、そこはもう勇気を出すしかない。本当に伝えたい事があるなら、一行でもいいから伝えた方がいいと思う。
私は特に何者でもないけれど、もしかしたら誰かの人生の参考になる見本にはなれるんじゃないかと思う。こうやって自分をさらけ出す事もそうだけど、日々の生活、うまく行かない事に対して、自分がどうやってそれを解決しようとしたのか、解決できた時、その要因は何だったのか、何が変わったからなのか、忘れずに書いておきたい。いつか、自分の出来事が、大げさに言えば人生そのものが、誰かの役に立つかもしれない。そういう可能性だって、一人一人にあるんじゃないかと思う。
もがく事も時には必要かもしれない。それは一生懸命な証拠だ。でも、私はあまりもがきたくない。一生懸命になりたくない。いくら頑張ったってダメな時はある。どれだけすごいピッチャーだって、毎試合0点に抑えるなんて事は不可能だ。
私は自分の自然な気持ちを信じたい。書きたいと思って書き始めても、いい言葉が浮かばずに苦しくなってきたら、それはもう「別の事をしなさい」っていう、もう一人の自分がくれたサインなんだと思う。
ちゃんとしたいと思う自分。心身を守ろうとする自分。今はどっちの自分で行く?ちょっとだけ時間を置けば見えて来るモノだってある。
「創る」ことでしか得られないエネルギー。
私も感じています。この場合、「エナジー」って言った方がピンとくるかも。
きっと誰かの為になる事を見越してもあるけど、記事を引用する方に対して誠意を持って接する為に、詳しく経緯を書いてくれる、そんなひとさんを尊敬します。
暗い夜の海に身を投げる。
あなたこそがJewel Fishです。
やばい。涙出てきた。
「僕の中の情熱のランプ」が暴走したみたいだ。
この記事は、ひとさんの「創る人たち」を読んで書きました。創作者に響く内容かと思いますので、ぜひご一読下さい。
素敵な記事を書いて下さったひとさんに、心から感謝致します(≧▽≦)
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