サラリーマンの方がアーリーリタイアするための5つのアプローチ【③利益最大化編】
皆さん、こんにちは。
今回は第3回目の収益最大化についてです。
「金持ち父さん貧乏父さん」の中でも言われていますが、サラリーマンの方は税金を先に支払いその残りが「可処分所得」になります。資本家は諸々経費として落とした後に課税所得を極小化して税金を支払います。さらっと書きましたが、ここは非常に大きな差になります。
前回の投稿でトップラインの伸ばし方は少しお話させて頂きましたので、今回は「コスト」に関してのお話です。
コストは大きく「損金計上」「資産計上」に分かれますね。損金計上というのはざっくり言うと経費として認めらえるかということです。それぞれの費目で割合は異なりますが、経費計上可能なものは出来る限り計上して課税所得を圧縮するのは王道です。以前の投稿でもお話させて頂きましたので、詳細はこちらでご確認ください。
ですので、今回は資産計上になるコスト≒投資について中心にお話させて頂きます。(私の場合は詳細は顧問税理士さんにお任せしていますので、今回も税務についてはざっくりとした説明でご容赦くださいませ)
巷のお話で「お金は寂しがり屋なのでたくさん使う人には集まってくる」とか、逆に「デジタル化されたこの時代にそのような昭和のスタイルはもはや古い」などいろいろなご意見があるように見受けられます。これはどちらも一理あるのですが、私から見ると根本的なコアの部分は同じことを言っているように思っています。それはなんなのかと言いますと、
コスト≒投資として使うお金に明確な「ROIの基準があるのか」ということ
例えば、極端な例でコスト≒投資で1億円使うからダメで100円はOKというものではないですよね。1億円使っても2億円になって1年後に帰ってくれば良いですし、いくら100円でもまったくドブに捨てるような使い方ではそれは「死に金」になってしまいます。
皆さんの中で感覚的には理解しているかと思いますが、自身の場合には自分に甘くなったり自分で理解できないことは否定的になったりと、このあたりが非常に不明確になっている方が多いかなと思っています。
そこで、少し私が経験したこと交えてお話させてください。
私が現役の時には、金融機関さんをご担当させて頂いておりました。一応、社内ではそれなりの立場でもありましたので、金融機関の偉い方々とお会いする機会も多くありました。
いろいろなタイプの方々がいらっしゃったのですが、一様に皆さんが持っていたのが、相手の身に着けているモノの価値を瞬時に見極める高品質な「スカウター」をお持ちだということ(笑)。
ブランド名に詳しいとかではなく、どちらかいうと金額感が分かるという感じでしたね。身に着けているモノからヒトとナリを見極める機会も多い方々だったからかもしれません。
昨今の若い方々の中には「スーツなんて」とか「時計はなんかは必要なくて携帯があればOK」とか、いろいろなご意見があると理解しています。実際、私も現役のころはスーツや時計にだいぶお金をかけていましたが、セミリタイアしてからは当時のいわゆる高級スーツには一度も袖を通しておりません。完全にタンスの肥やしですね(笑)。
そんな現役の頃に、ある金融機関の偉い方と夜の街で仕事以外のお話をする機会があり、この手の話になったことがありました。その方も同様にパリッとしたスーツを一部の隙もなく着こなしている方でしたが、その話題については、にこやかに「こういうスタイルは現代は99%の方々には理解されませんね。良い所で理解者は1%でしょうか」と言っていました。
「ただ、…」とその後に追加していた言葉は今でも覚えています。
「我々はその99%の方々を相手にしているわけではなく、残りの1%を相手にしていますので」と。
これ、自分で文章を読み返してみてもえらく「上から目線」に感じます(笑)。が、これは金持ちしか相手にしていないということではなく、理解者≒金融村の住人としてのルールということを言っているだけですので、誤解せずに。
世間一般とはズレているかもしれませんが、自身が生きている世界では大事なこと≒基準はあって、そこに他の方から見れば意味のないお金をかけているように見えることでも、きっちりリターンを得られている、ということがお伝えしたいことになります。
先にお話しした下記のこの話は使うお金の枝葉の部分は異なっていますが、根本的には同じようにご自身でそれぞれの基準をもっていて、単にその基準が少し異なっているというだけのことかなと思っています。
巷のお話で「お金は寂しがり屋なのでたくさん使う人には集まってくる」とか、逆に「デジタル化されたこの時代にそのような昭和のスタイルはもはや古い」などいろいろなご意見があるように見受けられます。
その基準と言っても、例えば「DCF」や「NPV」で割りださなければならないような詳細なものは必要ないかと思っていますよ(笑)。
ただ、ご自身で明確な基準をもってお金を使う事により、「コスト」ではなく「投資」として後々自身に帰ってくるものではないでしょうか。
長い人生でもちろん「基準」は人生のフェーズ事に変わってくるかと思いますが、大切なことは、そのフェーズ事に明確な「基準」を持っているかどうかかなと思っています。
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