薬学部を選んだ理由

これを書きたくてnoteを始めたと言っても過言ではありません(笑)
これから薬学部に進もうかと考えている高校生の方にはもちろん、薬学部に入ったは良いものの毎年襲いかかってくるテストで、自分が学んでいる意義を見失いかけている薬学生の方にも読んでいただけると幸いです。


高校時代の私

薬学部に入りたいと思ったのは高校2年生のころだったように記憶しています。K先生との三者面談で◯大の薬学部に行きたいと初めて話しました。薬のことを学びたいという気持ちもありつつ、国家資格を持っておけばなんとかなるだろうという気持ちもなかったかといえば嘘になります。とはいえ、薬剤師だけでなく薬学部からなれる職業をいろいろ探したことを覚えています。当時の僕は治験コーディネーター(CRC)などとかっこいい名前を口にしたかったのか、CRCになるんだと息巻いていました。
高校3年生のとき、OBの薬学部の方が高校に来てくださって質問をさせてもらうという機会がありました。しかし、大学のことを全く想像できていなかったのでしょう。今思えば薬学部のことなんてほとんど質問していなかったように思います。
けれども、そこから志望校は変わることなく◯大の薬学部を受験しました。
「薬のことを学びたい」そんなふわっとした思いでいいのかと思いながら、◯大の薬学部に入学することになりました。

大学入学後のとある講義

とあるお医者さんからの講義中の一幕です。「我々医者は患者さんの頭の先から爪先までを治すことはできません。私も◯◯科の医者です。けれども薬剤師は薬を通せばそれができる。だから臨床現場において薬剤師はもっと大きな役割を果たすべきなのだ。」その先生はそうおっしゃっていました。
私ははっとしました。これだと。私が薬学部に求めていたことはこれだと。薬は患者さんの身体全てを治す可能性を秘めている。そういうものについて私は学びたかったんだと気づきました。高校生のときにイメージしていた薬というふわっとした単語の持つパワーが明確になった瞬間でした。

終わりに

これを読んで薬ってすごい!薬学部すごい!と思ってくれたら一番いいなとは思うのですが、そう簡単には行かないのかなと思います。私も高校生のころはふわっとした想像だけで進路を決めたのでそんなに大層なことは言えません。だから今いる環境で自分の悩みを解決するヒントを見逃さないことが大事なのかなと思います。(こんな終わりでごめんなさい)私が講義で自分が学びたい理由を見つけたように案外自分の悩みを解決するヒントはその辺に転がっているかもしれません。
この記事を読んで少しでもなにかのきっかけになれば幸いです。

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