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【こども日本語教育】隙間時間はひらがなフラッシュカード

教案が思ったよりも早く終わってしまって、やばい!って時ありませんか?時間が余った時など、ひらがなフラッシュカード(以下FC)がおすすめ!
ひらがなの学習は日本語習得の第一歩であり、特に初心者にとって非常に重要です。今回はひらがなFCを活用した楽しい学習法をいくつか紹介します。


条件

対象:日本語超初心者〜初心者
人数:1人〜
場所:ちょっと広めテーブルがあればOK
道具:ひらがなカード
時間:5分〜

最強の教材ひらがなフラッシュカード

ひらがなを視覚と反復を利用して覚えてもらうために便利なFC
日本語教師として使ったことない人はいないのではないでしょうか?
100円ショップでも、ネット上でも素材が手に入れやすいですし、
持ち運びも簡単ですよね。
教師が持ってめくってひらがなを覚えさせるだけじゃない!
読み上げれば聴覚を、カードゲームのようにつかえば触覚を、そして右脳も左脳も刺激して、記憶に残りやすい最強の教材、それがひらがなフラッシュカード!
今日はシンプルにめくっていく以外の私の活用法を紹介します。

読めなくたって大丈夫「ひらがな合わせ」

ひらがなをまだ覚えていない子や超初級日本語学習者でも楽しめるのがひらがな合わせです。
ひらがなカードを2セット用意して同じひらがなを探すというもの。まだ文字としての認識がなくても同じかたちのものを探すので誰も参加できて、競わせると盛り上がります。集中力や記憶力を鍛えながら、ひらがなの形と音を結びつける練習ができます。ひらがなと仲良くなってもらうのが目的😊なので年齢や時間に合わせて文字数を調整します。この日は7−8歳クラス初日で0ひらがなKidsだったので「あかさ行」を段階的に「た行」「な行」と増やし5回くらい楽しみました。

大カードの裏はローマ字、小カードの裏はカタカナのものです

「平x平」だけでなく「片x片」「漢x漢」も2セットあればできますね。
読めるレベルなら「平x片」なんかもできます。
学生が一人のときはタイムアタックで1回目より早くできるかって時間を測ったり、教師は10秒ハンデで遅くスタートで競争とかもできます。

定番ゲーム「ひらがなカルタ」

まぁ、定番ですよね、ひらがな覚えたての学生によくやります。
机の上に広げて、教師がひらがなをランダムに読み上げていき、学生がそれを探して取るカルタゲームです。何人かいればチーム戦にしたり、競わせると大人でも案外盛り上がれます。教師が目についたものを読むだけでいいのFCは1セットあればOKですし、あまり取れていない学生がいればその人が取れそうなものを読み上げるなんて調整もできます。2セットあれば袋に入れて引き当てたもの読むとか、読み上げ役を学生にやらせてみたりアレンジも色々できます。

2セットで「メモリーマッチ」

トランプカードで遊ぶいわゆる「神経衰弱」片面が同じ柄になっている必要があるので、カードの裏に付箋をつけて見えないようにしています。文字面を下にして2セット並べて2枚ずつめくってマッチすれば手元に、マッチしなければ元に戻して次の人の番。読めなくても参加できます。

準備すれば「ひらがなビンゴ」

シートを用意しておけばFCを箱や袋に入れて引くだけでBINGOスタート!
学生に順番に引いてもらって読み上げさせるのも刺激があるようです。
まだ読めなくてもカードと同じ文字を探す
ビンゴシートはいくつか用意してカバンに忍ばせておくと役に立ちます。
ビンゴシートの作り方は以下のYouTubeがわかりやすいです。
ブランクの枠だけのものを用意して、中の文字は学生が書くのもありです。

他にも色々…

  • 正確に並べられるか?「あいうえお順並べ」

  • 同じものが2セットあれば「ひらがなババ抜き」

  • 語彙も増やせる「ことばづくり」

  • しりとりの前に「音韻すごろく」

  • 絵付きのカードで「FCストーリー作家になろう」…etc.

クラスメートと競わせたり、時間を測ってタイムアタックにしたりと
「勉強」ではなく「ゲーム」「遊び」の時間が脳を刺激します!

ひらがなカードはここでGET

無料でひらがなカードのデータをダウンロードできます。印刷したり切ったりの作業は大変ですが、100円ショップなど気軽に利用できない海外住まいには重宝します。

100円ショップは教材の宝庫です。私は帰国時に↑を購入して、自分のオリジナル教材の他にサブとして使用しています。

ちょっと大きいのですが、文字に凹凸があるので触覚を刺激するカードです。小さいカードと組み合わせて使うのがおすすめです。

番外編で、電子書籍のこのカード。カードゲームとしては難しいですがFCとしてはかなりおすすめです。あいうえお順のオノマトペが可愛い!

まとめ

ひらがなフラッシュカードを使った学習はゲーム感覚で楽しむことができるという点も大きなメリットです。単純な暗記作業に陥りがちなひらがな学習を、ゲームのように変えることで、子どもたちの興味を引き、自然に学習に没頭させることができます。
ちょっと余った時間を無駄にしないで、ササッと取り出すだけで遊びながら学習させられるので最強です!
他にもこんな使い方もあるよ!ってアイデアお持ちでしたらぜひシェアしてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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