セッションでの心構え

各楽器の人が集まって演奏するということは
1つのチームで冒険の旅に出るようなもの。


ジャズのセッションでは、メロディーを演奏する人が旗振り役になります。
アドリヴの進め方、そのあとどう進むか、どう終わるかもその人に従っていきます。
かといって、その演奏がどうなるかは、その人の力量で決まるものではありません。
全部の楽器が均等にその演奏に関わっています。
選んだ曲をこのメンバーで協力して楽しい旅にしようね、ということです。

みんな得手不得手があって、レベルが違って、
誰かが活躍して、やらかして、助け合って、なんだかんだでエンディング。

何が言いたいかというと、
初心者だから、できないから、参加できないというものではありません。
仲間を敵だと勘違いしたり(ダメだと思われる、とかね)、自分勝手に動いて周りを置いてけぼりにしてはいけません。
ピアノの前に座ったら、自分に言い訳をせず、とにかくできることを一生懸命やりましょう。
どんなレベルの人もみんなの向かう方向が1つになると、この上なく楽しい演奏ができます。
そして、上手く行ったときは、誰かが引っ張ってくれたり、助けてくれたりしているはずなので、感謝して、いつかは自分がその役になってお返ししましょう。


次はもっと貢献できるようにレベルあげておこう、とか
仲間を助けられる技を覚えておこう、とか
そんな感じで練習できると、必要なことが明確になり、実践的なことが身につきます。

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