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【ボイトレ・脳トレ・シニアライフ】第20話


N♠「実数君の引力は重力だから常時、地球の中心点へ引っ張られてるよね。それじゃ息である虚数君はどうかな?」

B♡「えっ!突然そんな事答えられないわよ。虚数君は自由奔放だから束縛の無い世界で遊びまわってんじゃないの。でもスキマを見つけると、潜り込んでしまう癖があるわね。」

N♠「その癖は声帯環境に当てはまるよね。スキマを通り抜ける時のエネルギーは気圧の差だから、息(虚数君)が多い方から少ない方へ流れる訳だ。息(虚数君)が少なくなればなる程、どんどん真空に近づくよね。即ち、真空こそが最強の虚数引力となる。」

B♡「そうすると虚数引力を有効に使うためには、先ず真空キャンバスを作ればいいのかしら。」

N♠「腹式呼吸での左右筋肉で挟まれたスキマが、真空キャンバスとなるから、このキャンバスに息の出し入れする加減を試して欲しいね。
あくまでも虚数操作だから、実数領域にはノータッチでやらなければならない。
かなり、やっかいかもね。。
その御褒美に脱力がプレゼントされるぞ。」

B♡「体内に虚数真空膜を作った時、天空の真空宇宙と引き合っているのかな?そんなの感じたこと無いから、どうでもいいわね。」

N♠「地球の球体は、100Kmの厚さの大気圏で囲まれているから、その外側は真空領域となる。
地球の球体は360度、真空に取り囲まれている中心点にあるから、真空引力はバランスがとれている。外部真空引力は無視していいので、体内真空にこだわってボイトレに励んで欲しいね。」

B♡「それじゃ、体内に真空を作った時は、実数君(筋肉)は真空に吸い寄せられるわよね。その力って、あんまり感じられないわ。あっ!実数君は無視するんだったわね。」

N♠「よく気が付いたな。虚数村に来たからには、息(虚数)だけに集中するルールで行動して欲しいね。しかしながら、結果的には実数君は虚数君の振る舞いに従順に従うはずだ。もし実数君(筋肉)に何の変化も起こらないとしたら、脱力を見直してみる必要があるぞ。」

B♡「虚数の真空化と実数の真空化では、違ってる様な気がするんだけど、理屈で説明できないのよね。」

N♠「ここは、滅茶苦茶混乱するとこだから、脳トレ先行で整理した方がいいぞ。以前にも説明したけど、実数村では、息を吐くと肺の中の息は減少し、肺の間のスキマは膨張する。
この状態が、虚数村では、スキマの息を吐くと、息が無くなりスキマは収縮する。実数村と虚数村とでは、正反対の振る舞いとなる。ややこしいので脳みそ君に丁重にお願いするんだぞ。」

B♡「そうすると、実数君が息を吸うと、虚数君は息を吐いてる事になるのね。そう言えば、鏡に映った自分は、本物の自分とは逆の動きをするんだったわね。此処で繋がって来るなんて感動的だわ~!。」

【数学好きの方の為のボイトレ数式コーナー】
ボイトレを数学遊びとして捕えると、トポロジー(位相幾何学)やメビウスの帯・・・等が思いつきます。ちょっと斜めから見たり、ひねって見たり、ひっくり返したり、裏返しにして見たりする事で難題を解決する道筋が見え始めます。


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