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【巨人】将来のエース候補 堀田賢慎

巨人に将来のエース候補が出てきました。あの菅野も間違いなくエースになると絶賛する逸材、堀田賢慎投手です。堀田は2019年ドラフト1位で巨人に入団し、トミージョン手術により育成選手としてキャリアを歩んではいるものの、昨年の宮崎フェニックスリーグでの投球の映像がSNS等で拡散され、一躍注目を浴びるようになりました。

怖いほど綺麗なフォーム

堀田の特徴といえば、なんといっても綺麗すぎるフォームから繰り出される綺麗なストレートです。本当に少年野球向けの教材ビデオに出てきそうなぐらい、無駄な動きがなく一番ベーシックで綺麗なフォームです。近年は動作解析の技術も発達してきましたので、専門家によって怪我しないフォームに改良されるかもしれません。ただ、現時点では変化球でもストレートと同じように腕を振って投げられれば、素人目に見ると本当に直すところはないと思います。

150キロオーバー連発

フェニックスリーグでは怪我明けにも関わらず150キロオーバーを連発し、相手の若手打者達を圧倒しました。ストレートはノビもありますし、綺麗なフォームからしっかりとコーナーにコントロールされますので、フェニックスリーグの土俵では敵なしです。キレのある150キロオーバーのボールをあれだけコーナーにコントロールできる投手は1軍でもそう見かけませんので、本当に魅力しかありません。

変化球が課題

フェニックスリーグはリハビリの一環としての側面も強かったことでしょうから、見た感じだと7割ぐらいはストレートを投じていたように見えます。ですが、今後の実戦ではアピールが求められますので、結果を残すために、もちろん変化球の精度も大事になってきます。

スライダー、カーブ、落ちる系統と一通り投げるようですが、正直ここの精度はまだよく分かりません。が、良いストレートを持っていることは間違いないので、一つウィニングショットになる変化球があればすぐに活躍できると思います。

順調な仕上がり

宮崎キャンプで1軍入りとなった堀田は、約2週間の宮崎キャンプを順調に駆け抜け、見事沖縄キャンプ帯同の切符を掴み取りました。唯一の実戦機会だった紅白戦では先発の場を与えられるなど、桑田コーチの期待の高さを感じさせられます。

沖縄では怒涛の実戦ラッシュですから、複数回登板機会を与えられるはずです。沖縄では結果はいらないので、まずは東京に戻ってからも実戦で登板機会を与えられるような内容の投球を見せてもらいたいです。

適性とニーズに合った起用を

パッとみた感じだと、先発でもリリーフでもいける投手だと思いますが、まだデータのサンプルが少なすぎて適性を見極めることはできません。今後実戦で経験を積む中で適性の見極めも行われることでしょう。ただ、今年は勝ちに行く年です。チームのニーズも汲みつつ、昨年のタイガース及川のようにリリーフで稼働してもらう可能性も十分にあります。

期待しかない今シーズン

まだまだ1年間戦う体力はつけないといけないですし、一方で怪我明けの投手ですから1軍で使うなら気を使って起用しなければいけないことを忘れてはいけません。しかしながら、あれだけ素晴らしい球を投げる投手ですから、順調にいけば間違いなく1軍の戦力になるはずです。今年から1軍の戦力になって、リーグ優勝・日本一に貢献してもらいたいと思います。

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