【巨人】梶谷隆幸 FAで巨人移籍決定

この度、国内FA権を行使していた横浜DeNAベイスターズの梶谷隆幸選手が読売ジャイアンツへの移籍を決断したと本日の朝刊で報道がありました。

ということで、今回は梶谷のこれまでのパフォーマンスや契約内容、巨人での起用法等を考えていきたいと思います。

圧巻の2020年シーズン

【2020年】32歳 今季年俸 : 7400万円
109試合
打率.323 19HR 53打点
出塁率.387 長打率.527 OPS.913

やはり成績が本当に素晴らしいですね。
昨年から打率は低いにも関わらず四球は選べていたので、今年は怪我さえしなければ活躍するという確信はありました。ただ、まさかここまでやるとは思いませんでしたね。特に、OPS.900超えというのまさに強打者の証ですし、WARも4.6は12球団の野手で11位と素晴らしい数値を叩き出しています。打撃の各種指標を見ても2019年までと比べても明らかにバッティングの粗さが消えたなぁという印象を受けます。
この成績の選手をいらないという球団はソフトバンクぐらいでしょう。特に巨人は明らかに外野が手薄なので、梶谷の加入すれば来季の戦いに好影響をもたらすはずです。

梶谷の懸念点

1番の懸念点はやはり試合に出続けてくれるのかというところです。2018年19年ははっきり言ってほぼ戦力になっていません。4年契約を結ぶことになるそうですが、果たして4年間年俸2億円に見合う価値を提供し続けてくれるのかはだいぶ怪しいところです。これが巨人以外の球団が静観を貫いた1番の要因だと考えられます。

また、今年のBABIPや四球の割合などの指標を見る限り、来季はさすがに今年と同等の成績は望みにくいですし、守備もセンターで平均以下となっているので、守備での貢献も過度な期待はできません。成績が落ちてもなんとか出塁率.350以上をキープしてもらって、オフェンス面で役割を果たしてもらいたいなと思っています。

危険な賭け

巨人は4年総額8億円を提示したと報道がありましたが、はっきり言ってかなり危険な賭けだと思います。出続けるという点にかなりの不安があることを踏まえると、梶谷との長期契約はハイリスクであることは間違いありません。FAで長期契約を結んでおいて1軍の試合に出れないというのは不良債権になってしまうので球団からすると最悪ですし、チーム全体の士気にも影響してしまいます。
梶谷を今年までの4年間で評価してこの契約になるのかというところは正直かなり疑問です。もちろん梶谷は必要だと思いますし獲得に乗り出すことは十分理解できますが、そんな破格の契約を出さなきゃいけないのかとは思ってしまいましたね。

来季の巨人での起用法

今年の巨人は坂本・丸・岡本の3人がクリーンアップを形成しましたが、1.2番を打った吉川尚輝と松原が2人とも出塁率3割3分台と他球団の1.2番と比較してもかなり物足りない数値が出ています。梶谷は出塁率が.387もあるので、まずは今年のDeNAでの起用法と同じく1番での起用が予想されます。巨人の右打者には増田大輝、北村という出塁能力に優れた若手もいるので、彼らを1番に起用して梶谷は2番という可能性も否定はできません。

ただ、先ほども触れたように各種指標を広く見た時にさすがに今年と同程度のパフォーマンスを来季も出せるとは考えにくいので、出塁率も今年よりドッと落ちてしまう可能性もあります。その場合は外国人との兼ね合いもありますが、梶谷の長打力を生かして5番を任せることも十分にあり得ると思います。

守備位置は間違いなく両翼になるでしょう。DeNAでは筒香という不動のレフトがいましたのでセンター・ライトでの起用がほとんどでしたが、巨人ではレフトでの起用もあると思います。

日本一奪還への力に!

今回、梶谷がこうやって巨人を選んでくれたことは心から嬉しく思います。
悲願の日本一奪還へ向けて力になってほしいという思いでいっぱいです!

リーグ3連覇と日本一を目指して頑張りましょう!
心から応援しています!

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