見出し画像

【巨人】いよいよ上昇気流に乗ってきた

開幕からブルペンの崩壊、尚輝・坂本・丸の大不振、菅野・中川の離脱と悪いことばかりだった巨人。交流戦前まで23勝24敗の4位と期待された星取りとは程遠い成績でした。

しかし、「6月にはチームが出来上がってくる」との原監督の言葉どおり、交流戦に入ると投打が噛み合い、ここまで10勝5敗で交流戦単独首位を走っています。

やっぱり中川の復帰が大きい

5月までと何が変わったのかを考えた時に、やっぱりセットアッパー中川の存在に触れないわけにはいきません。
開幕からブルペンは炎上に次ぐ炎上の連発で、ブルペン防御率は4点台中盤と信じられないほど安定感の無さ。大勢以外は役割も定まらず、準備不足で登板して大荒れという悪循環に陥っていました。

しかし、中川が戻ってきてから明らかにチームは変わりました。当初は中川も本来の状態ではありませんでしたが、6月は6試合全て無失点でセットアッパーの定位置に戻ってきました。昨日の西武戦で9回無死1.2塁の緊急登板にも関わらず圧巻の投球で0に抑えて帰ってきたり、本当に頼もしい限りです。

まだ現状のブルペンで優勝できるとは思っていませんが、良い方向に向かっていることは間違いありません。これからが阿波野投手コーチの腕の見せ所になるでしょう。

先発陣にも厚み

先発陣では、戸郷・山﨑伊織・グリフィン・横川の4人が4月から本当によく頑張ってくれています。4人とも合格点を与えられるパフォーマンスでしょう。特に戸郷はWBC明けで機能不全に陥る投手もいる中で、11試合で8勝1敗、防御率2.45と圧倒的な数字を残しています。1試合あたりの平均投球回が7、2完投とイニングもたくさん食っています。

その先発陣に、交流戦で菅野とメンデスが戻ってきました。疲れが見える横川と本調子とは程遠い菅野はまだ不安が残りますが、いよいよ先発は6枚揃いました。ファームには赤星・松井・井上と若手が出番を待っている状態です。今後はある程度余裕を持った運用ができると思います。

3番秋広の台頭

今のジャイアンツを語るのにもう1人欠かせないのが、今年大ブレークした秋広です。その活躍はもはや説明不要だと思いますが、もう完全に3番バッターとして定着してきました。大きな好不調の波もなく安定して試合に出続けている点も大いに評価に値します。本当によくやってくれています。

秋広が3番に定着したことで、丸を下位打線で使えたり、ウォーカーを贅沢に代打で使えたり、打線に大幅に厚みが増しました。本当に秋広の台頭は大きいと思います。

まずは交流戦優勝を!

いよいよ上昇気流に乗ってきた感じがしてきました。あくまでも目標はリーグ優勝ですが、まずは今のチームの勢いを借りて交流戦優勝のタイトルを勝ち取りたいところです。交流戦で優勝できれば、首位タイガースにかなりプレッシャーがかかるはずです。

楽天3連戦は、横川・グリフィン・菅野の先発が予想されます。楽天もマツダスタジアムで松井裕樹を3連投させるなど、ハードな戦いをして東京ドームに乗り込んできます。初戦の先発を任される横川は最近不安定な投球が続いていますが、接戦に持ち込めばなんとかなるはずです。初戦を取ってくれると信じて応援したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?