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【巨人】交流戦を振り返る

個人的にシーズンで最も重要と考えていた交流戦18試合が終了しました。
巨人は7勝8敗3分と負け越してしまいました。

あまり触れたくないですが、原監督は過去11回の交流戦で勝ち越した年は全てリーグ優勝、5割あるいは負け越した年は全て2位以下というかなり強烈なデータが残っています。これに照らし合わせると、今シーズンの交流戦は先が思いやられる非常に厳しい結果となりました。

今回は、客観的かつ冷静に巨人の交流戦を振り返りたいと思います。

敗因① 離脱者続出

今年の交流戦はあり得ないほど離脱者が続出しました。

・坂本勇人 千葉で3試合のみの出場
・梶谷隆幸 全休
・吉川尚輝 骨折で離脱
・丸佳浩 不振でまさかの2軍落ち
・増田大輝 膝の不調
・テームズ アキレス腱断裂で帰国
・菅野智之 右肘の違和感で2戦2敗
・デラロサ セーブ失敗からの離脱
・野上亮磨 全休
・大竹寛 全休
・高木京介 全休
・井納翔一 論外

これだけ計算外のことが起こりました。いくら選手層が厚くてもこれだけ主力や計算してた戦力に離脱者が続出してまともに貯金を作れるわけがありません。

敗因② 西武戦 2度のセーブ失敗

1週目の楽天・ソフトバンク戦は5分で十分だったと思いますが、2週目の西武戦から歯車が狂いました。

初戦は3点リードの9回にクローザーデラロサが2本のホームランを被弾してセーブ失敗し、翌日からそのまま怪我で離脱。3戦目は2点リードの9回に畠が先頭フォアボールから2失点でセーブ失敗と2度のセーブ失敗で勝てる試合を引き分けにしてしまいました。次の日本ハム戦でもなんとなく西武戦で消化不良だった雰囲気を持ち込んでしまった感じがします。結果的に日本ハム戦も含めた本拠地6連戦で貯金を作れなかったのが非常に効いてしまいました。

後々もし阪神にこのまま逃げ切られた場合は間違いなくこの西武戦でのセーブ失敗を最大の敗因に挙げることでしょう。ただただそうならないことを祈ります。

敗因③ 技巧派投手にまさかの苦戦

パリーグといえば力で勝負してくる投手が多いイメージですが、今回の交流戦は技巧派の投手にかなり苦戦を強いられました。楽天の瀧中、オリックスの山崎福也、ロッテの小島といった決してエース級とは言えない投手相手にやられてしまったのが痛かったですね。

存在感を見せた4番岡本和真

なんだか暗い話ばっかりですが、4番の岡本和真は交流戦で7HRと本当によく打ってくれました。それも解説者を唸らせるとんでもないホームランを連発していました。

これだけ怪我人が出ても負け越し1で収まっているのは紛れもなく岡本の活躍のおかげです。打点はリーグダントツトップですし、ホームランも40本以上打ちそうなペースで量産しています。本当に下がった頭が上がりません。

崖っぷち 〜エース菅野の奮起に期待

勝負の交流戦で負け越したことにより、首位阪神とのゲーム差は7まで広がりました。いくら過去に13.5ゲーム差をひっくり返したことがあるとはいえ、もう取り返しがつかないところの寸前まで来ています。本来差をつけたかった交流戦で逆に差をつけられてしまったのはまさに痛恨の極みです。

ただ、もちろんまだ諦めていませんし、あきらめるゲーム差ではありません。今後はもうローテーションを崩して直接阪神を叩くしかありません。特にここまでわずか2勝のエース菅野がもっと頑張らないといけません。

ジャイアンツのエースはこんなもんじゃありません!
エース菅野の奮起を期待したいと思います!

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