【巨人】右の大砲 廣岡大志を獲得!
昨日、巨人の田口麗斗投手とヤクルトの廣岡大志選手のトレードが成立したと両球団から発表されました。
いやー、ほんとに驚きましたね(笑)
田口がトレードされることも廣岡が巨人に来てくれることも全く想像ができませんでした。
ということで、このトレードについて2本の記事に分けて扱っていきます。
今回は巨人が獲得した廣岡にスポットライトを当てて、巨人がなぜ廣岡を獲得したのか、廣岡は何が評価されたのかを中心に考えていきます。
Win-Winなトレード
このトレード発表後には、廣岡に田口は見合わないという声も数多く聞かれました。たしかに田口は先発中継ぎ両方できる貴重な人材だったと思います。
ただ、私は廣岡は田口を差し出してでも獲得する価値のある選手だと思いますし、このトレードは両球団にとってメリットの大きいトレードになったと感じています。
廣岡が高く評価される理由
打撃成績を見てみると2019年は91試合の出場で2桁ホームランをマークしています。また、昨年はOPS.748と長打力が着実にアップしてきていますし、打席に対するホームランの割合が増加していることも分かります。神宮球場を出てもホームランが出やすい東京ドームであれば今後のホームラン数の増加も期待できます。それに加えて昨年は四球率11.3%をマークしていて、選球眼の良さも魅力的です。これだけ若くして1軍の打席にたくさん立ってるのも目立ちますね。
確率の低さ、三振の多さは懸念されるところですが、それ以上に長距離砲としての魅力を強く感じます。
守備面でもユーティリティとしての魅力を感じます。廣岡は主にショートをメインポジションとしていながら、他にもバッテリーとセンター以外は全て無難に守ることができます。クオリティは高くないかもしれませんが、オプションが数多くあるだけでもありがたみはあります。
ショートを中心にあらゆるポジションを守りながら2桁ホームランを打てる右の大砲なんてなかなかいません。しかも、まだ年齢も23歳と若く将来性も期待できます。
今季の巨人のニーズにもマッチ
廣岡はスケールの大きさ・将来性の高さを評価されたという側面が一番大きいと思いますが、今のチームのニーズにもマッチしていると考えています。
①二遊間の人員減少
昨年末に吉川大幾、山本泰寛、田中俊太と相次いで二遊間の控え選手をリリースしているので、昨年と比べると1軍で使える二遊間の人数が減少していました。プロスペクト世代にも関わらず1軍での実績もある廣岡は巨人にとって魅力的に見えたに違いありません。
②右の外野手不足
廣岡には右の外野手としての期待値も含まれていると考えられます。巨人には右打ちの外野本職が陽岱鋼と石川慎吾しかいませんので、枠の都合でウィーラーがファームに落とされると非常に困る状況です。左投手が先発する日に両翼でスタメン出場できる廣岡がいてくれると非常に助かります。
地味にコストカット
ウィーラーのトレードの時は年俸の差から格差トレードと話題になりましたが、地味に今回も巨人か約5400万円のコストカットに成功しています。巨人にとって5000万なんて屁でもないという意見もありますが、ウィーラーを1人雇ってお釣りが来るぐらいの額ですから結構な金額です。これも今回のトレードを分析する時には見逃せない点ですね。
巨人の中心選手へ!
現在、巨人は一塁・左翼が空席なので、開幕スタメンのチャンスもあります。オープン戦でアピールしてもらって、今年から日本一になるために戦力になってほしいです。
また年齢が23歳と若いので、今年の戦力補強に加えて、将来的にはショートあるいは外野でレギュラーを獲って巨人の中心選手として働いてもらいたいですね。
本当に楽しみです!期待しています!
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