【巨人】直江大輔 3度目の先発登板を振り返る

こんにちは。過ごしやすい気候になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

昨日21日、東京ドームで行われた広島戦でようやく直江大輔投手に3度目の先発登板の機会が巡ってきました。2度目の登板からチーム事情もあってなかなか登板機会が巡ってこなかった中で、9連戦の谷間でチャンスが与えられました。

では、今回も直江の登板を振り返っていきたいと思います。以前に直江の過去2度の登板に関する分析を書いていますので、お時間ございましたらぜひお読み下さい!

前回までの課題をおさらい

以前の分析で出た課題として、以下の2点を指摘させていただきました。(詳細は以前の分析をお読み下さい。)
・イニングが進むごとにストレートの平均球速が落ちて、そこを痛打される
・ストレートを痛打されると、その後に必ず変化球に偏る

いずれも高卒2年目で経験が浅い中ではしょうがないことですが、実際に球速が落ちてくる4回に打たれやすい傾向がありますので、スタミナ強化や変化球の精度向上など何らかの形で改善していく必要があります。

今回はどうだった?

【直江大輔 9月21日 ストレートの平均球速と割合】
1回 144.1km(48%)
2回 144.1km(50%)
3回 143.8km(55%)
4回 143.0km(42%)
5回 140.7km(41%)
全体のストレート率:47.1%
4回1/3 85球 4安打2失点 2四死球

かなり良くなってきましたね!まず、前回との比較ですが、そもそも1巡目の対戦となった1回2回の平均球速が約1kmアップしています。そして、2巡目を迎えた3.4回にもほぼ球速が落ちることなく、4イニングを初登板とほぼ同程度の68球で投げ切ることができました。特に今回も4回までは四死球が0と少ないのが本当に素晴らしいですね!

ただ、未知の領域となった5回は急激に球速が落ちてしまい、四死球2つで交代となってしまいました。過去2回の登板と同様に球速が落ちると崩れる傾向は今回も見受けられました。もう少し見たかった気はしますが、過去の登板から見ても球速が落ちるのは危険な予兆なので、そこを察知して早めに交代を決断したのかもしれませんね。今後は身体作りやスタミナをつけることももちろん大切ですが、70球を超えて球速が落ちたところでも制球や変化球でカバーして抑える技術も必要になってくると思います。

残念ながら今回も勝ち投手の権利を得る5回まで投げ切ることはできませんでした。しかし、先発として勝てる試合を作る役目は果たしてくれましたし、2〜4回は裏の攻撃で毎回得点したように味方の攻撃のリズムを生むような素晴らしい投球をしてくれました。本当にナイスピッチングだったと思います!

次こそプロ初勝利を!

私が思う直江の最大の魅力は、1回目より2回目、2回目より3回目と毎回登板の内容が良くなることです。今回は初回に失点はしましたが今まで1軍で投げたことがない5回のマウンドにも上がりましたし、今回の登板が3度の登板の中で結果も内容も得た経験もすべてが1番良かったと思います。毎回内容が良くなってくると、次はもっと良い結果を出してくれるんじゃないかという期待が膨らみます。こうなるとより応援したくなりますし、早く次の登板が見たいなと思いますね!

次回の登板こそ5イニングを投げ切って念願のプロ初勝利を挙げてくれるはずです!
直江のプロ初勝利を楽しみに次回の登板を待ちたいと思います!

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