【巨人】坂本勇人 2000本安打達成!

2020年11月8日 東京ドームで行われた対ヤクルト戦で坂本勇人が通算2000本安打を達成しました!
本当におめでとうございます!

右打者で史上最速のスピード達成

歴代でたくさんの偉大なバッターがいますが、その中でも右打者では史上最速の速さで2000本安打を達成しました。それだけ坂本は歴史に名を残すようなすごいプレイヤーということです。
しかも、何が一番すごいかって、毎年ショートでほとんど穴を空けずに出続けながら毎年100本以上の安打を当たり前のように積み重ねてきたことです。阿部慎之助にしても坂本勇人にしても、負担がかかるポジションを守り続けながら2000本を達成したことにより大きな価値があると思います。

思えば2007年にナゴヤドームで初安打を放ってから13年が経過しました。2008年には土砂降りの神宮球場で開幕スタメンに抜擢され、そのままレギュラーに定着しました。本当に時が経つのは早いなぁと感じます。最初ははっきり言って守備も下手でしたし、打撃もインサイドは打てるけど外はとにかく打てませんでした。それが今となっては坂本の野球に穴なんか見当たらなくなってしまいました。
坂本はいつも「上手くなりたい」ということを口にしますが、上手くなるために出来ることはなんでもしていました。守備は宮本慎也さんに弟子入りして基礎から叩き込まれてから明らかに上達しましたし、打撃は阿部慎之助や稲葉監督、松井秀喜さんなど名前を挙げたらキリがないほど多くの人に助言をもらっていました。特に、打撃は松井秀喜さんに軸足にウエイトを残して打つようにアドバイスをもらって臨んだ2016年シーズンから明らかにバッティングが変わりました。2016年からの5年間は坂本が超一流を飛び越えて、プロ野球史においても唯一無二の存在になる大きな期間になったと思います。

プロ1年目には最愛の母を亡くし、本当につらい思いをしたはずです。旅立つ1ヶ月前に坂本が2軍戦にお母様を招待し、そこでホームランを打ったというのは有名な話だと思います。坂本のプレーを見ながらそういった背景を思い浮かべると我々も心にグッとくるものがありますね。おそらくお母様も天国で誰よりも喜んでいるはずです。

改めて2000本安打達成おめでとうございます!

3000本への期待は高まる

これだけのスピード達成となると、3000本安打の達成はもちろんですが、張本勲さんの3085安打の記録超えは期待したくなります。
これまでショートで出続けていますのでこれからは怪我も増えてしまうでしょうし、5年後10年後には再び若手との競争の世界に放り込まれてしまうかもしれません。ただ、それでも3000本は打ってしまうはずです。
30代後半ともなると、さすがの坂本でも成績は低下してしまうはずです。ですから、残り1000本のうちの500本を脂が乗っているうちにどれだけ早く打てるかが大事になるかもしれません。2016年以降は毎年143試合で150本超えのペースで安打を積み重ねていますので、このまま順調にいけば35歳のシーズンになる2024年のゴールデンウィーク〜交流戦くらいには2500安打を達成できることになります。なんとか大きな怪我をする事なく、2024年までに2500安打を打てれば、その後の大記録も見えてくると思います。

坂本勇人コンバート説について

ここからは今後の坂本の選手生命とチームの運命にも関わる「坂本勇人コンバート説」について触れていきます。
ここ最近、坂本の負担を軽減し選手寿命を伸ばすために、坂本をサードかファーストにコンバートして、吉川尚輝をショートに回すというプランを提案する評論家やファンの方がちらほら見受けられます。
ただ、坂本のコンバートに関して私は大反対です。

そもそも、巨人軍が戦う目的は何でしょうか?
それは、当然勝つことです。坂本の選手生命の延命も大事ですが、それが一番の目的ではありません。なぜ坂本を起用するかというと勝ちたいからです。
だったら、勝つためにベストな布陣を作る中で坂本をショートから外すなんて全く考えられません。これが私が来季の坂本のコンバートに反対する一番の理由です。

誰が今の坂本のパフォーマンスに不満があるでしょうか。守備でも平均以上でプラスを作ってくれていますし、バッティングも史上最年少で2000本安打を達成できるほど毎年安定して打ち続けてくれています。今年のWARは柳田に次ぐ12球団2位の5.6をマークしていて、全くパフォーマンスは落ちていません。ショートでこれだけチームに大きなプラスをもたらすことができるスペシャルな選手の定位置を何でわざわざコンバートしなきゃいけないのか、私には全く理解できません。

そもそも、坂本の一番の魅力は守備の要とも言われるショートでプラスを作りながら球界トップクラスの打撃成績を残せることです。記事やSNSを見てると、「山田哲人が来たら吉川尚輝をショートに回せるから坂本をコンバートできる」とおっしゃる方がかなり見受けられますが、誰が来ようがショート坂本の代わりなんか務まるわけがありません。
巨人でショートというポジションは他のチームとは比べ物にならないほど大きな強みになっています。それを自ら捨てるなんて、勝ちを捨ててるのと同じだと思います。もちろん坂本には1年でも長くやってほしいですが、あくまでもチームの目的は勝つことなので、勝ちを捨ててまで坂本の延命をしてほしいとは全く思いません。来年以降もリーグ優勝日本一を勝ち取るためには、どこの何よりもショート坂本の力が必要に決まってます。毎年リーグ優勝したいので、毎年坂本がショートにいてもらわないと困ります。

いずれその時が来る可能性はある

ここまで坂本のコンバートに反対の立場を取ってきましたが、何年か経ってから勝つために坂本をコンバートせざるを得ない時が来る可能性は否定しません。
阿部慎之助のファーストコンバートが良い例です。阿部をファーストにコンバートした理由は、キャッチャーで試合に出続けられないものの打力を生かすにはそうするしかなかったからです。同じように、坂本もショートで出続けることが出来ないものの打力でチームに貢献できる状態なのであれば、コンバートを検討するのは良いと思います。坂本がショートで出ることが明らかにチームの目的達成の障害になると判断した時にコンバートすれば良いだけの話です。
出続けられる限りはショートで出続けてほしいと思っています。

頑張れ!坂本勇人!

19歳の頃に出始めた時はまさかこんなに偉大な選手になるなんて夢にも思いませんでした。
一番好きな選手は坂本勇人ですし、いつまで経ってもヒーローといえば坂本勇人です。
これからもずっと坂本の活躍を見続けていたいなと思いましたし、2000本安打を達成した次の打席で打った2001本目のホームランを見て、3000本は絶対に達成するだろうと確信しました。

もうここまで来たら3085本以上打って、NPBのテッペンまで登ってほしいです!
そのためにもこれからより一層坂本を熱く応援していきたいなと思います!

頑張れ!坂本勇人!

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