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【中日】人的補償で岩嵜翔を獲得!

中日ドラゴンズが、FAの人的補償としてソフトバンクから岩嵜翔投手を獲得したと発表しました。又吉の移籍によって手薄となっていたブルペンの補強を図ってきました。

実質トレードとも言われた今回の一連の動きについて、今回は考えていこうかなと思います。

ソフトバンクの選手層がすごい

やっぱりソフトバンクはすごいですね。岩嵜を28人から外せるのがすごいです。平均球速は152.7kmとストレートはセリーグ屈指のスピードですし、フォークボールも非常に高いレベルのものを持っています。巨人にこんな選手がいたら迷わずプロテクトですよ(笑)

過去の評価と未来の評価

実質トレードとも言われている今回の動き。あまり良い印象を持つ表現ではありませんが、たしかにそう言いたくなる気持ちもわかります。2021年シーズンの数字を見れば又吉の圧勝です。もはや説明不要の好成績でした。しかし、ホークス又吉とドラゴンズ岩嵜の来季以降の活躍の可能性を考えると、私はイコールか下手すれば岩嵜の方が上だと思います。過去の評価と未来の可能性の評価は違います。

球場の差が大きい

今年の又吉は防御率こそ1点台前半と圧巻の数字でしたが、奪三振率はキャリアワーストの5.83と全然三振が取れていません。これでも抑えられたのはもちろん本人の力が1番ではあるものの、間違いなくバンテリンドームという広い球場の恩恵を受けたことが大きいと思います。

逆に、今季の奪三振率が11.12とリリーフ投手として文句なしの数値を残している岩嵜は、防御率が4.17と良くありません。これはやっぱりホームランを多くくらったことが大きいと考えられます。特にロッテ戦ではZOZOマリンで2被弾、PayPayドームで3被弾と狭い球場で被弾しており、ロッテ戦防御率12.91ととんでもない数値です。

来季はこれが球場がひっくり返ります。双方のバネが跳ね返る可能性もあり、来季は実は岩崎の方が全然数字が良いなんてことも普通にあり得ると思います。

守備の差も影響するか?

比較する上で注視すべきなのは球場だけではありません。守備も大事な要素です。特にドラゴンズは三遊間の高橋・京田の守備が非常に優れています。打球が前に飛びやすい今季の又吉は、特にこの恩恵を受けてきたと思われます。

一方でソフトバンクの三遊間は、今宮・松田の立場が危うい状況です。今宮がいないショートを守ることの多い牧原は、守備力が高い選手ではありません。また、ブレイク寸前と評価されているリチャードもバッティングは超魅力的ですが、サードの守備に関しては正直プロのレベルと言えないぐらいです。この差が又吉、岩嵜の双方の成績に影響する可能性は十分にあると思います。

ドラゴンズ岩嵜はかなり脅威になる

巨人ファン目線からすると、ドラゴンズの岩嵜はめちゃくちゃ脅威です。セイバーメトリクスの数値は良いにもかかわらず今季の防御率が悪かったのは確実に被本塁打が原因です。バンテリンドームなら確実に被ホームラン数は減少します。健康に稼働さえすれば間違いなく活躍します。

余談ですが、ドラゴンズは12球団で唯一外国人補強がなく、なぜかオミク○ン株を理由に補強をストップしています。せっかくソフトバンクから若手有望株ではなくすぐ使える素晴らしい投手を獲ってきたのですから、もう少し勝ちにいく姿勢をファンとしては見せてもらいたいところでしょう。

岩嵜がどんな活躍を見せてくれるのか、来季注目したいなと思います!

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