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【聲の形】から学んだ本心

最近、ある人から勧められた「聲の形」を読んでみました。
ずっと気になっていた漫画でもあり、
これはいいきっかけかなと思いまして。

ヒロインの人格が、聖人的であり、
主人公のはじめての本当の男友達も、
いい人すぎるのですが、
人間の心の弱さが、
生々しく描かれて、
読むのは、結構辛いですね。

分かってもらいたいからこそ、惹かれる

けれど、引き込まれる点もあり、
不思議な感覚です。
源氏物語しかり、人間の心の醜さなどが、
生々しく描かれているものに、
人間は惹かれるんだなと再確認しました。
なんでそういうものに惹かれるのか。
色々と考えることがありますが、
個人的な見解としては、
自分をわかってもらいたいという気持ちじゃないかと
思います。
その気持ちわかる!
共感しているのですが、
これは、自分の気持ちをわかってくれた感動なのかなって思います。


綺麗な作品にも確かに惹かれますが、
それよりも人の心を動かすのは、
醜い部分が描かれている作品という気がしています。
これは、自分の人には言えない醜い心の部分を、
わかってくれていることを感じるからであり、
自分の外で表現されているために、
こんな自分を受け入れてもらっているという一種の安心感なのかなと。
本当の自分の心をわかってくれるものとの出会い、
そして、それを受け止めてくれた人があれば、
本当の意味で救われるのだと知らされる不思議な感想を感じた作品でした。

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