あなたを傷つける人からは逃げていい。
アフリカ・ルワンダに住んでます、タケダノリヒロです。『繊細ボーイは夜を待つ』シリーズ第二弾。
アフリカに住んでいて、いちばん気をつけていることは心身の健康を保つこと。どんなにすばらしい技術や能力を持っていても、心と体が病んでしまってはそれを活かすことができません。
アフリカでは医療が整っていないうえ、異国の生活でなにかとストレスも多いので、日本なら大したことない病気が悪化してしまうことも。
だからできるだけ心身に負担がかからないようにセルフコントロールしないといけないんですね。
ぼくが気をつけているのは、リアルでもネット上でも「自分を傷つける人を遠ざけること」。
以前、とある高校生から「学費がなくて学校に通えない」と相談を受けました。いろいろ考えた結果、ルワンダ語を教えてもらう代わりに学費を工面してあげることに。
最初はそれで良かったんです。でもしばらくするとことあるごとに「お金くれ」攻撃が。
ルワンダではよくあることなんですが、「お金くれ」って言われるとほんとに嫌な気持ちになるんですよね。
「なぜそんな失礼なことを簡単に言えるほど無神経なのか?」「こっちが嫌な気持ちになることにどうして想像が及ばないのか?」「とは言えほんとに困ってるんだとしたら、スルーしていいのか?」ーー
お金を渡さなくても死ぬわけではないので、そんなに罪悪感を抱く必要はないんですが、繊細ボーイは気に病んじゃうんですよね、どうしても。
だから、もうその人とは一切会わないことにしました。会わないようにしてると電話もガンガンかかってくるんですが、一切無視。
はじめは「こんなに拒否ったらかわいそうかな…」と思ったりもしましたが、これ以上彼に関わっていたらまた嫌な思いをするのは明らか。
ぼくの親戚や仲の良い友人には、うつ病を患ってしまった人たちが何人もいます。彼らがそうなったのなら、性格の近い自分がいつそうなってもおかしくありません。
だから多少「相手がかわいそうかな」と気になっても、自分を守るのが最優先でいい。そう思って、彼とのコンタクトは一切断ったことでずいぶん気が楽になりました。
ネットでもそう。Facebookでたまにコメントをくれる友人がいました。大学時代の友人で、悪い人ではないんですが、空気が読めなかったり、言葉がキツかったりする子。
その子は痩せているぼくの容姿をちょくちょくイジるんです。「頬がこけてる」とか「相変わらずガリガリだね」とか。
ぼくはそれがコンプレックスなので、「そうそう、いま片岡鶴太郎式ヨガにハマっててね………ってなんでやねん!」とノリツッコミをして笑いに変えれるような場でなければ、言ってほしくないんです。まあそんなノリツッコミしないけど。
で、「嫌だなー」と思いながら、それが伝わるような返信もしてたつもりだったんですが、それが止むことはなかったので思い切ってブロックしました。
超すっきり。
実際に会ったことのある友人をSNSでブロックしたのははじめてでした。向こうがそれに気づいたら多少傷つくかもしれませんが、もうしょうがない。
それに金輪際会わなくなったところで、お互い何のデメリットもありません。だからいいんです。
これはアフリカだけでなく、日本に住んでてもおなじ。
あなたのことを傷つけたり嫌な思いをする人には無理して会わなくていい。電話も出なくていい。SNSもブロックしていい。「こんなことしたら相手が傷つくかも」なんて思わなくていい。
いちばん大事なのは、あなたの繊細な心を守ること。
どうせ他人のハートを簡単に傷つけられるほどガサツな人間は、ちょっと避けられたくらいで落ち込んだりしません。
だから大丈夫。
思い切って、全力で逃げましょう。
無駄な相手にエネルギーを費やすのは、もうやめましょう。
それで浮いたエネルギーは、本当に会いたいと思える人のために使いましょう。
目指せ健全な人間関係。
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