イタリア旅行 備忘録その⑦(10/15 後編)
狭い路地裏を抜けると海に出た。
眩しい。青い。暑い。日陰がない。つまり暑い。
卵城に到着。卵城という名前は、この城を作ったときに魔術師が城のどこかに卵を埋め込み、「この卵が割れるときに、この城は陥落するだろう」と予言したところから。なんだそのRPGみたいな設定は……!!!
登っていく。ちなみに入場料は無料。
ところどころにある窓?覗き穴?から海が見える。
城の中は結構急勾配で、入り組んでいる。
だいぶ登ってきた。ベスビオ火山が見える。
鶏だ。
やっと頂上まで到着した。港が一望できる。
信じられないことに、柵の高さが1mもない。日本だとありえない現象だ。ここまできて気づいたのだが、私は高所恐怖症であった。もうとにかく怖くてへっぴり腰で写真を撮る。
へっぴり腰なので手前に柵が写ってしまっている。だって怖いんだ、高いところは。
卵城を後にし、日差しに焼かれながら海岸線を歩く。
なんだろう、これは。イタリアではわけのわからない建物が突然生えてくる……
溺れている。
キアイア通り(ほぼ渋谷のセンター街と同じ)を抜け、サンタキアーラ教会を目指す。
サンタキアーラ教会は、住宅街の中にひっそりと佇んでいた。
サンタキアーラ教会は、マヨルカ焼きのタイルでできた回廊が有名。「世界の歩き方」で一目惚れしたため、ここまで来たのだ。
うわっ美しっ!!!
中庭のタイルが本当に美しい。外にあるのにめちゃくちゃ綺麗に残っている。
ベンチっぽくなっているけど、基本触るのはNG。綺麗すぎて触ろうとも思いませんが……
書庫もむちゃくちゃ綺麗だ……日本と違ってカビの臭いが全くしない。地中海性気候……!!!
うーん、綺麗だ。お土産屋にはタイルがたくさん売っていた。
ほくほくの気持ちでサンタキアーラ教会を去る。引き続き治安の悪い通りを抜けながら、サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂に向かう。
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂も住宅街のど真ん中に建っていた。ナポリの教会は暮らしに密着しているというか、住宅街や商店街の中に突然現れる印象がある。街自体が結構密集しているのもあるだろうが。
入った瞬間に「うわ、ちょっと怖いな」と感じた。今まではその綺麗さに圧倒されることが多かったが、宗教施設であることを思い出した感じというか……
天井画は美しいが、ローマのものと少し描かれ方が違うように感じる。
彫像には黒い石が多く使われている。
マリア様の像がすごく輝いて見える。
外からの明かりを入れると少し怖くなくなる。この教会は全体的に薄暗い。
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂を後にし、本日の予定は全て終了。ナポリ中央駅まで歩く。
またよくわからないものが生えているな。
割と大きな通りのはずなのだが、少し暗くて狭い。
また適当に放置されている犬を撮ってナポリの旅は終わり。
このあと、駅の近くでちんちんを公衆の面前で出し入れしている5歳男児がいて衝撃を受けたりしたのだが、それはまた別のお話……
次回はヴァチカン編です!これもまた写真が多いのでいつになるのやら……気長に待っていただければ幸いです。