イタリア旅行 備忘録その⑥(10/15 前編)
今日はローマから少し足を伸ばしてナポリへ。
イタリアの新幹線はデザインがいい。かっこいい。ただし自動改札ではないし、搭乗10分前まで20個近くあるホームのどこに止まるかわからないし、普通に遅れる。普通に大変。
ローマからナポリまでは新幹線で1時間半ほど。トンネルが多かったので、適宜耳抜きをしながら酔わないように努める。イタリアの新幹線は窓がめちゃくちゃでかいので、そのあたりは本当に助かった。
ナポリ駅に到着。ここから何分遅れかもはやわからない落書きだらけの地下鉄に乗り(車両への落書きは軽犯罪ではないのか???)、海岸線へと向かう。
ヌオーヴォ城。ローマも日差しが強かったけど、ナポリもめちゃくちゃ暑い!!!っていうか日差しが痛い!!!日差しが痛いってこういうことを言うのか!!!誰だ長袖をスーツケースに詰めたやつは!!!
ザ・中世のお城って感じだ。1284年に建てられたらしい。
扉のレリーフがちょっと不気味。
時間の関係でヌオーヴォ城は中に入らず、ナポリの王宮へ向かう。
プレビシート広場広っ!!!写っているのはサン・フランチェスコディ・パオラ聖堂。王宮の外観は工事中だったので、写真はなし。
入って早々に天井の高さに圧倒される。大理石のレリーフが美しい。こんなに……階段も彫刻されて……入り口の階段なのに……
あっ!!!
ARuFaさんのネコ!!!!!!!
まさかナポリ初の望遠レンズ装着が、日本のインターネットネタのためだとは思わなかったよ……離れられない……日本のインターネットから……
装着ついでにそのへんの天使も撮っておく。大理石の階段を登り、二階へ。
ガラス張りだからか、廊下はとても明るい。ところどころ割れているような気もしたが、気のせいだろう、たぶん。
王宮内には、なんとヨーロッパ最古の歌劇場である、サン・カルロ劇場がある。なんと現役で、今でもオペラが行われているらしい。1737年〜とのことなので、なんと300年近く稼働していることになる。日本は江戸時代真っ盛りである。
ぐるっと劇場を囲っているのは、ギリシャ神話の神々。私は世界史ド素人だが、芸術系の建物では、キリスト教関連よりギリシャ神話系のモチーフの方が多く用いられているような気がする。
あのキンキラキンのところ、偉い人が座るところだ……ローマ法王とか来るんだろうか。
劇場を抜け、王宮内を散策。
ナポリでもゴリゴリの天井画は健在。イタリア人は天井が真っ白だと死ぬ病気なのかもしれない。
全く撮った覚えがない、ブチギレているライオン。小学校4年生のときの担任に似ている。あいつは全く、いけすかないやつだった。
鳥かっけーーーーー!!!
少し暗めの、雰囲気のある部屋だ。ローマでよりもナポリのほうが、こういったちょっと影のあるようなデザインがされているような気がする。
中庭が見える。
金の装飾も多い気がするなあ。
むちゃくちゃ広い部屋。金ピカで眩しい。
王宮の中に、祈る用の教会がある。本当にどこにでも祈れるようにしてあるな。
一回りして王宮は終了。かなり見ごたえがあって楽しかった!!!途中の自動販売機に1€吸われて出てこなくなったけど、クッソ狭いトイレでおばちゃんと激突したりしたけど、展示物はどれもこれもすごいものばかりでした!!!ローマとはまた雰囲気が違ってそこの違いも面白かったなあ。
さて、ナポリといえばピザ!!!安くて美味いピザ!!!事前に下調べもばっちりしたので、ランチにピザと参りましょう!!!
…………え???この先に行くの???マジ???イタリア語わかんないけど、「テメーら全員ブッ○ス!!!」とか書いてない?この壁……
どの部屋も洗濯物を干しているので、洗剤の匂いが充満している。というか、ここってバイク通っていいの???進入禁止とかじゃない???そもそもイタリアに進入禁止の概念ある???
いよいよ引き返そうかと思い始めたとき、予定のお店をやっとこさ発見。あの旗のところか!!!
お店はマンションの一階部分らしく、こじんまりとしていた。イタリア人のランチコアタイムより少し早め(12:00くらい)だったため、客は私達しかいない。何人か地元の人であろう人たちがテイクアウトでピザを持って帰っていく。私はアンチョビとガーリックのトマトソースを注文した。
誇張なしで人生で一番うまいピザだった。もう全部違う、今まで食べてきたピザがピザでなくなってしまうピザだった。(?)ちなみに一枚で腹がパンパンになった。よかった、欲張って1.5枚頼もうとしなくて……。これで6€なんだからもう本当にすごいよな。
お腹がいっぱいになると、あれほど怖かった路地裏も、なんとなく平気になってくる。実際、日当たりが悪いだけで、人通りはまばら。開け放っている窓の向こうには、ぼんやりラジオを聞いている老人が見えた。若い人たちはみんな仕事をしているのだろう。
狭い路地を、バイクを避けながら歩いていく。足元は悪く、甘ったるい洗剤の匂いが延々と続く。ただ、流れてる時間はなんだかゆっくりで、ここで過ごす老後は、もしかしたらすごく穏やかなのかもしれない、と犬をぼんやりと散歩させている老人を見ながら思った。
これは突然現れた、金ピカの法王。普通にびっくりした。勘弁してくれ。
さて、10/15のナポリ前編はここまで。後編はいよいよ、海へ!!!いくぞー!!!