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1月28日(日)みちのくいとしい仏たち 東京ステーションギャラリーレポート

1月28日(日)みちのくいとしい仏たち 東京ステーションギャラリー

カウリスマキを愛でた後、用事があったためすぐに西荻窪を出まして東京駅へ。帰りにずっと見たかったみちのくの仏たちに会いに行きました。
主に北東北の、民間人が作った仏たち。仏師が作ったものではないため、いびつだったり、でも愛嬌があってとってもいとしくて。この展示タイトルに大拍手です。
 日曜日の東京駅とあって、凝ったデザインのメガネをかけ、オシャレで洗練されたお客様がたくさんいました。一方、展示されている仏たちは、笑っちゃうくらいうちの地元のど田舎の寺の奥に仕舞われていたものたち。このコントラストさえも愛しくて。
 展示を見ながら、ずーっと仏像に話しかけていました。「こったら都会に展示されてびっくりしたべー、あと少しだからがんばりへ」「あんたいい顔っこしてらなぁ」「遠かったベー、明かりっこビガビガって眩しいベー」と。
完全に変態です。それでも話しかけずにはいられない衝動でした。それくらい愛しいのです。
 あぁ、私がやりたいのはこれだ!と思いました。もちろん仏像を掘ったりはできないので(でもやってみようかな)、存在というか在り方みたいなものに、とても憧れました。
 また図録に寄稿されていた弘前大学名誉教授・須藤弘敏さんの文章「暮らしに寄りそう仏たち」がまた本当に素晴らしく、こういう方が学問として地元の文化風習を地元で研究し、スポットライトを当ててくださることに感謝せずにはいられませんでした。あまりに身近すぎると、大切さに気づくことが難しい場合があります。
 会期は2月12日(月)までですので、ぜひお時間ある方は行かれてみてください。ノルドベースに集う方はきっとお好きだと思います。

#みちのくいとしい仏たち #東京ステーションギャラリー #仏 #北東北   #弘前大学 #須藤弘敏  さん

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