YouTubeで死んでいる過去動画を蘇らせる方法
公開直後はある程度再生されたものの、その後はインプレッションも僅かで全く再生されない「死に動画」。
皆さんのチャンネルにも結構こういう動画ないですか?
画像1
動画アナリティクスのトップのグラフがこんな形の動画。
この動画をこんな動画にすることも可能です。
画像2
100%という訳ではないし、条件もあり時間もかかりますがこの様に動画を生き返らせることが可能です。
基本的に生き返った動画はとても息の長い動画となり、その動画1本で年間数十万円のアドセンス収益を稼ぎ続けてくれます。
今までの経験上、年間で5本前後はインプの閉じた動画を蘇らせることができます。
年間5本の動画の復活?
それって意味あるの?
と思われるかもしれませんが、下の様な動画が年間5本ずつ増えていきます。
画像3
勿論運営するジャンルや規模にもよりますが、一時的な復活というよりも復活後長期的に回り続けてくれる動画になるケースが多いので、長期的に見れば2年後には画像3の様な動画が10本、3年後には15本とどんどん増えていきます。
そしてこの動画は現在CH内でも特別良い動画という訳ではありません。
PVや収益面でもトップ10に入れない程度。
しかし2年後や3年後にはトップ10内に入ってくるかもしれません。
作業上、年間でこの施策を実行するのは50動画程度。
打率1割をイメージしてください。
まともな運営者さんであれば、この打率1割の復活劇というものがどれだけ効率的なのかが分かると思います。
そして実際に動画を復活させる為に必要な作業は、期間は長いがさほど手間がかかる内容ではありません。
これから
・動画を復活させる条件
・実際に復活させた動画データの説明
・動画を復活させる為の作業内容
を当時のアナリティクスデータと当時記録していた内容を交えて説明していきます。
動画を復活させる条件は3つ
まず動画を復活させる条件ですが3つあります。
①動画本数と運営歴
②需要と天井
③動画のクオリティ
順に説明します。
①動画本数と運営歴
まずは条件を満たした動画が一定の数量あるかどうか。
CHによって更新頻度は違いますが一定量があるということはそれだけの運営期間もあるということです。
※動画本数が少なくても今後公開する動画で今回の内容をやってもらえればOK。
②需要とその天井
前提として復活させたい動画のテーマには需要があること。
例えば現在市場として存在していない(又は関心を持つ人の絶対数が少ない)テーマの過去動画であれば、原則何をしても復活しません。
もう1つはそのテーマでYouTube内の天井に達していない動画を保有していること。
単純な例ですが、100万PVが可能なテーマで作成された動画が50本ある。
実際のPVは10万PVが50本ある。
100万PV×50本=5000万PV(天井PV)
10万PV×50本=500万PV(顕在PV)
であると仮定すると
5000万PV(天井PV)-500万PV(顕在PV)=4500万PV(この過去動画群の潜在PV)
になる訳です。
この残り4500万PVを50本の動画で長期間積み上げていくイメージです。
現実的にはないと思いますが、過去動画の全てが市場の天井にまで届いていた場合は過去動画に何を施そうと基本的に意味はありません。
なので条件①が必要になります。
ただ需要と天井の見方には2パターンの意識が必要になります。
例えばスポーツの観戦ではなくプレイヤー向けであれば、市場の数値をそまま当て嵌めて天井を見てもOKです。
ユーザーの代謝を前提とした需要の場合は別に考える必要があります。
例として小学5年生向けのコンテンツであれば100万弱が天井になります。
ですが来年も100万弱の需要が生まれます。
この場合2022年4月1日~2023年3月30日の期間の天井は100万になりますが、2023年4月1日~2024年3月30日の間でさらに100万あることになります。
需要と天井の簡単な調査方法を紹介します。
まずPCのブラウザでシークレットモードを開きYouTubeを開きます。
画像4
①YouTubeの検索窓に過去動画のテーマ(2語程度)を入力
②左上の「フィルタ」を押す
③右側の「並び替え」から「視聴回数」を押す
そうするとテーマ語句でPV順に動画が並びます。
ここで需要と現在のYouTube内での天井がおおよそですが把握出来ます。
例として2つ、野球で試してみます。
検索語句は「野球 ホームラン」と「野球 フロントドア」
前者は「野球」の中でもマス層向け、後者はレベルの高いファン等になります。
画像5
画像6
天井の桁が2つ違うのが理解できると思います。
③動画のクオリティ
主観やイメージの要素がありますが、完全ではないせよ数値を指標にすることも出来ます。
詳細モードでトラフィックソース別に確認。
一定のボリュームで視聴時間が動画尺の50%を超える流入経路がある。
※多分ブラウジング以外になると思います。
以上が3つの条件になります。
条件と言うとハードルが高そうに聞こえますが、死に動画が沢山あるCHであればこの3つの条件を満たしている動画が殆どだと思います。
満たせないとすれば、需要の少ないテーマを取り扱った動画ぐらいになると思います。
では次にこの条件を満たした死に動画を復活させた動画のアナリティクスデータを2つ紹介します。
サンプル動画のデータ紹介
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YouTubeのチャンネル運営に関わる内容をデータから解説。 YouTubeアナリティクスの使い方や確認方法、アナリティクスデータに基づく…
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