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敗者の街 レビュー

作品情報
 タイトル:敗者の街
 著者:淡月悠生様
 完結済み

あらすじ

 「たぶん、僕は殺される」

小説家ロデリックの元に届いたのは、未来の日付からのメールだった。
ロデリックはメル友の危機に慌て、
幼馴染であり義兄弟であるローランド、ロバートとともに調査を始める。

奇怪なメール「ある罪人の記憶」、
目を離した隙に原稿に書き込まれる文書、
そして、調査報告とともに、失踪したはずの「キース」がロバートの面影になぜか重なっていく。

引きこもりの小説家は気づかない。
既に、自分たちも因縁に絡め取られているのだと。
……渦巻く狂気の中に、足を踏み入れていたのだと。

──これは、過去を救い、未来を探す物語。


レビュー

あなたが狂気と謎を愛する者ならば、きっと文字の中に巧妙に隠された真実を見つけられる。

本作はそんなサイコサスペンスホラー作品です。

話は、小説家であるロデリックの元にメル友であるキースという警察官から「自分はおそらく殺されるだろう。どうにか知人だけでも助けてほしい」という内容のメールが届くが、そのメールは未来から送られてきていた!
というところから物語が始まります。
そして、小説家であるロデリックは義弟であるロバートに直接キースのことを調べるための調査を頼み、ロバートはキースを調べ出すが、ロバートと電話で連絡を取っている最中に突然別人に取り憑かれてしまう。困惑するロデリックだが、その後さらに「罪人の記憶」などと書かれたメールが届き、事態はより複雑なものとなっていく……。

これが大まかなあらすじになります。

文体としては海外ミステリーのようであり、タイトルとあらすじの中に本作の魅力の片鱗があります。

話の視点の切り替わりが激しく、登場人物も多いのですが、一人の探偵になったような気持ちで文章の中に散りばめられたヒントを探しながら読んでもらえると楽しんでもらえるのではないかと思います!

読んでいく中で真実が明かされていく中で登場人物と一緒にあなたもきっと驚かされる‼どれが本当で、どれが嘘なのか。幽霊に魅せられているのは誰なのか……‼読めば読むほど深まる謎とその真実にゾクゾクさせられます!

そんな流行りのWeb小説には無い重厚な謎を求めている方はぜひ読んでみてください!

作品URL

https://novelup.plus/story/443041701

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