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ニューヨークでトルネード発生

11月13日付けNBCの報道によると、先週土曜日(13日)、竜巻のような者がニューヨーク周辺のトライステートエリアの一部を襲い、家屋、企業、車両に被害を与え、ニューヨークの寒い夜に何千人もの住民が暗闇に包まれました。けが人はいないとのことでしたが、家屋や店舗の損傷や、木々の倒壊、2万件以上の停電の被害があったとのとこです。。

この日、ニューヨークからコネチカットにかけて、雷雨、稲妻、雨、ひょう、竜巻の可能性を含む悪天候が発生し、ニュージャージーではひょうと強風が報告されました。FlightAware社によると、この悪天候の影響で、ニューアーク、ニュージャージー、ニューヨーク、ボストンの各空港から出発する143便が遅延しました。

トルネードの発生しやすい場所:中西部、南部

ちなみに、アメリカではトルネードが頻発しますが、どこでも発生するわけではないようです。一般的には、メキシコ湾からの湿った風が低地に入り込んだところで、砂漠からの熱風がそれにキャップをし、エネルギーがたまったところに、ロッキー山脈からの冷風がトリガーになって発生する・・・と言われています。そのためトルネードの発生源は中西部の、オクラホマ、テキサス、カンザス、ミズーリ州と言われていて、このあたりをトルネード・アレイと呼ばれています。

テキサスもトルネード・アレイに入っていますが、トルネードの被害を受けるのはダラス等、州の北部になります。ヒューストンは、トルネードではなく、ハリケーンや洪水の被害に遭いやすいと言われています。2019年に起こったハリケーンハービーの時にも、直撃の前に、家畜をトラックに乗せ、ダラス方面に避難を急ぐ様子も見られたといいます(あくまで家族経営規模の家畜、または馬を飼っているご家庭かと思われます)。

ニューヨークの天気には詳しくはありませんが、トルネードは中西部、または南部で起こると思っていましたので、ニューヨークでトルネードが起こったと聞いてびっくりしました。ニューヨークでは、9月にも記録的な大雨が襲い、緊急事態宣言が出されています。

テキサスも2月に寒波に襲われ、おそらく初めてのウインターストームの被害に遭いましたので、ニューヨークに限らず、アメリカ全体として異常気象の問題があるのかもしれませんが・・・。

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