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04.平均足

平均足とは、「2日分」のデータを使用して構成される改良版ローソク足のことです。

前日の実体中央値を当日の始値(ただし、ヒゲ部分となる高値安値については当日のもの)、終値は当日の高値安値、始値終値の平均から算出されるようで、深くは追及しません(すいません、できません・・・)。

いずれにせよ、通常のローソク足より平均値で算出されることから、やや長い目でゆったりしている印象で、1度使ってみるともはや平均足なしにはトレンドが掴めないんじゃないかと思うくらい有用です。

ただ、平均値であることから、個人的にはスキャルピングのような短期トレードなら平均足よりローソク足に軍配あがるかなと感じますが、いかがでしょうか。

平均足とローソク足の大きな違いは、実体線とヒゲの関係でしょう。

平均足の場合、陽線をたてているときに、上ヒゲが長ければ長いほど、上昇が強いと読み取れます。平均値が上に引っ張られているイメージ。

逆に、陽線なのに下ヒゲがでてくると、下に引っ張られてることを示唆することから、下落の力が強まってきた、と読み取れます。

だから、パッとみて、「あ、陽線だな。買い優勢だな。ん?でも、下ヒゲでてきたな、もしかしたら転換するかもしれないから、そろそろ手仕舞いか?」みたいにみたりしています。

買いか売りかは、平均足の色を。
手仕舞いか否かは、ヒゲの長さを。

一義的にはこんな風にみてまして、スウィングトレードはかなり勝率があがりました。極端な話、平均足だけでもトレードできそうな勢い(実際は、難しいけど)。

平均足考えた人、天才すぎる!!

平均足は、日本古来の分析法らしく、「コマ足」「平均コマ足」などと呼ばれることもあるそうです。かつて生糸相場で荒稼ぎしていた相場師が使っていたことで有名になったそうで、具体的な起源は不明らしいです。

その相場師、すげー!

ちなみに、ローソク足は、江戸時代に出羽国の本間宗久が発案し、大阪・堂島の米取引で使われたといわれており、いずれも大昔から考え使われていたものだと思うと、かなりロマンがありますね。

もし、平均足の起源には別説あるよ!とご存知の方はぜひ教えていただければと思います!




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