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05.ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、アメリカのジョン・ボリンジャー氏が考案したインジケーターで、移動平均線を中心として、その上下には統計学を用いて計算された標準偏差が表示されています。

標準偏差とは、ある一定期間のデータの平均値から、どのくらいのばらつきがあるのかを計算した数値であり、標準偏差の数値が高くなるほどボラティリティが高くなります。

標準偏差の単位は、σ(シグマ)を用います。移動平均線より上に位置する+1σ、+2σ、+3σ、移動平均線より下に位置する-1σ、-2σ、-3σがそれぞれ表示されています。

±1σに収まる確率:68.2%
±2σに収まる確率:95.4%
±3σに収まる確率:99%

%は、標準偏差のバンド内に価格が収まる確率を表していおり、ほとんどの確率で±2~3内に価格は収まると判断できますが、強いトレンドや急な相場の変動の時などは別です。

個人的には、ボリンジャーバンドもなくてはならないインジケータの1つですね。特に、移動平均線より上にあるか下にあるかで買い優勢か売り優勢かを判断でき、1σを抜けるようであればほぼ上下どちらが優勢か確定、2σを実体線が超えればポジションをもつ。うまくいけば、2σ以降のバンドウォークに乗れます。

一方、たとえば上昇していても、1σに戻すようであれば、押し目買いのシーンなのか、反落転換のサインなのかはありますが、心配ならば手仕舞いなども検討できます。

ボリンジャーバンドについては、逆張りで使ってもあまりいいことにはならず、どちらかというと上昇トレンド、下降トレンドに乗るためのインジケータな気がします。

ただ、レンジ相場においては、各σ線が真横になったりするので、このときは逆張りの目安としては最高のツールだと感じます。

ボリンジャーバンドは、使い方を見誤るとまったく機能しない感じになるので、どういうシーンでどう使うかを、しっかり頭に叩きこんでおきたいですね。




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