お金のための独立は、面白くない。

独立して数年経つと「自分も独立したい」という相談を受ける事が増えます。これは入社3年から5年目辺りの若手社員が最もOB訪問を受けやすい事と似た現象だと思います。

ただ、ぼくは参考になる事はほとんど言えません。ぼくが独立した経緯は再現性が低いのと、持論として「失敗した経験が無い事は、人に教えられない」という事も思っています。ぼくは独立をほとんどラッキーでやってしまい、今に至るまで失敗せずに来れてしまっているため、人の参考になる様な経験をしていません。

たまにnoteでも書きますが「就活」についてはかなり教えられる気がしています。(「転職」についても言えそうな事は少しあります。)それは、就活は失敗しまくったからです。「左ききのエレン」を描けているのも、ぼくが優秀じゃ無いクリエイターだったからだと思っています。

美大生の就活本(かっぴー)

就活の話でも「最初に受けた第一志望にいきなり受かった人にOB訪問しても得るものが少ない」と書いたのは、失敗していないから再現性のある成功では無い(傾向にある)という事です。

とは言え、せっかく相談に来てくれた後輩に「うーむ」と「そうねぇー」を交互に繰り返すだけでウヤムヤにするのは忍びないため「独立して成功する方法」は答えられないにせよ「独立しても大丈夫かも知れない」と思える程度の話をしようかと思います。

まず始めに、声を大きめにして言いたいのが「お金のための独立」は面白く無いと言う事です。「幸福度を高めるための独立」をおすすめします。

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