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洗濯機よ、お前もだ!
昨日は、家屋が冷蔵庫用に冷気を使うようにはできていないという話を書いたのだけど、似たようなことは洗濯機についても言える。
ヨーロッパの洗濯機は温水で洗う。大抵は30℃、40℃、60℃、90℃と選べるようになっていて、実は省エネ対策でこの温度まで達しないというような話はこちらのサイトに書いた。
https://www.seikatsu-joho.de/various/wm-temperatur/
ただ、温度は下げたものの、温水を作るのに結局は電気を使っている。電気を使うよりもほかの方法で作られた温水を使う方が環境にはよい。経済的にもたぶんお得だ。
実際、温水を使う洗濯機というのはあるのだ。知っている限りでは、BoschとMieleが冷水用と温水用に2つホースがついた洗濯機を作っている。
Mieleによると、温水を使うことで最大65%まで電気を減らすことができるのだとか。温水自体にもエネルギーは使われているので、そこまでエネルギー消費を減らせるわけではないけれど、けっこう大きい差になりそうなことは計算しなくても分かる。
https://www.miele.de/haushalt/2706.htm?info=200003832-ZPV
ただ、洗濯機用のスペースに温水と冷水の両方の蛇口がある家がどこまであるかという話で。だから、この洗濯機を買う人も少ないし、それ故に温水機能つきの洗濯機の値段も高い。経済的に割に合わないことになってしまう。
これも、新築を建てる時に洗濯機のスペースに温水の蛇口を作らないといけない規則を作るとか、中古住宅でも温水用に配管して洗濯機を買ったら補助を出すとか、いろいろ方法があるのになぁと思ったりする。
「洗濯機よ、お前もだ!」とタイトルに書いたけど、本当にツッコミたいのは環境政策の方なのです…。
この記事は別ブログに書いたものを移行したものです。
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