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220121【日本-ミャンマー】ほっとした

女子アジアカップGS Sec 1@ Shree Shiv Chhatrapati Sports Complex, インド
5-0(1-0,4-0)

試合前はもしかしたらを考えもしたけれど、しっかりと勝ってくれた、良かったです。

記録

クラブレベルのリーグ戦であれば、内容を良くして結果が付いてくるという流れが多いかとは思うけれど、W杯の出場権が懸かる今大会や勝ち上がり系の大会などでは、結果を残したうえで内容が付随する流れでもいいと思っている。なので、5点取って被シュート0は、非常に喜ばしい。いやー、よかったよかった。

点が入った事実も含めて、特に後半のFW長谷川唯は面白かった。うまい選手はゴールに一番近い場所で使うという面もあるし、”へいっ”って声を出されたら、ボールホルダーが反射的にパスを出したくなるポジショニングをしているからね。どのポジションでもそれは変わらないのだけれど、相手のゴールに近い方がリスクは下がるし、リターンも上がる、とても理にかなった配置だと思った。

前半はチーム全体として、特に三宅は縦パスの選択がファーストチョイスになかったのだが、後半は可能な場合は前、ちょっと難しそうでも前、絶対ダメなら後ろ、くらいに変化したので、HTで気づきがあったのかもしれない。福西さんのいうようにCBの持ち上がりもあれば、もっと崩しの幅は広がるだろうとも思いつつ、ファンダイクやベンホワイトを求めるのは酷ではとの思いもある。そうはいっても女子でもミリー・ブライトはそれくらいできる。

崩し方も目立ったけれど、同じくらいフィジカルの差が目立っていた。成長した、かどうかはわからないが、差のある相手に対してガツっと当たっていいんだという意識はしっかりと持てていたように思う。前半カバーに入った宮澤しかり、最前線へのクサビをつぶした熊谷しかり。ミャンマーの足が止まったりつったりしたのは、気候や動かされただけではないと思うよ。強度差のあるコンタクトは疲弊に繋がるもの。

植木と猶本と成宮が代表初ゴール。おめでとうございます。個人にとっても1つ結果が出ると、以降は多少リラックスできるのではないかな。心配なのは林の怪我。トップトップでもぶつかって勝てる少ない選手だけに、大事ではないことを願いたい。ただ、あの感じで自らバツを出すとなると、パキって音が聞こえちゃったのかもしれない。

ミャンマーも被プレスからの脱却は難しかったみたいだ。ウイングも押し込まれて想像以上に良さがさせなかった。GKは奮闘していたけれども。日本サイドからすれば徹底してやり切れたので、この後相手のレベルが上がっていく中で、同じことができるかやクオリティを上げていけるかどうかが、決勝まで見る人たちをわくわくさせるためのファクターになりそう。

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