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210408【日本-パラグアイ】

国際親善試合@ユアテックスタジアム仙台, 宮城
7-0(3-0,4-0)

記録

日本
4-4-2
パラグアイ
4-2-3-1

さっこさんがスーパーサイヤ人になっていて、最初誰だかわからなかった。

SHに入ることが多かった中島をボランチに、ボランチに入ることが多かった杉田をSHに置いたことで、中央からの縦パス、外からの斜めのパスが増えた。特に、杉田はペナ幅より外には極力出ないよう、ポジショニングを意識していた。ハーフスペースとポケットを攻略する人数を増やし、外は鮫島が一対一、ないしは一対二を誘発し、結果的に中では優位に立つ仕組み。斜め後方にボランチがフォローに入って、逆三角形の外枠になるような立ち位置だったかな。

右は北村以上に清水が中を意識した斜めのランニングを多く見せていた。例えば23分や33分のシーンなど。

攻撃イメージ

相変わらず岩渕は自由に動く上に、収まるし捌けるしで、絶対的に必要な選手だなと改めて感じた。縦パスを受けた時のターンのクオリティが高過ぎる。ほかの選手も同じように前を向こうとしたら、相手の足に絡め取られていたのに、岩渕はほんと取られない。しかもそれがゴール前だから、相手からしたらたまったものではない。本人もそれをわかっているからこそ、そのエリアで前を向く選択をするのだろう。

途中出場組に気持ちが入っていたのは伝わってきた。けど、もっとボールを呼んでいい。持ち手が思わずパスを出してしまうくらい、強く要求してよかったよ。田中も浜田も、最終ラインと駆け引きして裏を取れる状況はもっとたくさんあったから。スコアが開いて後ろが遠慮していたのだとしたら、引き締めるためになおさらいうべきだったと思う。

浜田の方はボールが来る来ないとは別に、サイドに開く回数が多かったが、この日のような戦術なら、84分のように中央で抜けながらもらう意識を強めた方が頼もしく映る。

田中はサイドステップのキレが増した印象。心なしか背筋も伸びていた気もする。絶対点を取ってやるみたいな焦燥感もあって、怖いCFに確変してくれたら嬉しい。

それから、これまで少なかったボランチが得点に絡んでいくことが多かったのもポジティブ。あとは攻撃に人数をかけている分、裏返された時にどうなるかを見てみたい。まずはそうならないよう、リスク管理ができていたことは事実で、実力差を考えれば、むしろ蓋ができていないとまずい。なら、より強い相手になった時に、そもそも人数をかけた状態にまで持っていけるのか、いったとして、力技で裏返されはしないかと。まぁ強化試合ではなくて、親善試合なので、そこはまぁあれなのだが。

実力差はあったけれど、パラグアイも見ている景色は良かったと思う。あとはパスが1つ通るか通らないかで変わった局面はいくつかあり、おそらく一番うまいのであろう11番は、フリックや外しの動きで、起点になっていたので。ただし、選択肢は少なかったために、読み切ってしまえば、あまり難しい対応にはならなかったはず。CKの取り方などはしたたかだったので、どうせならワンパン浴びせてもらいたかった。

余談だが、親善試合とはいえ、審判団は第3国にお願いした方がいいのではないだろうか。なにが悪かったというわけではないのだけれど、ハンドとか、オフサイドとか難しい判定を下した際に、向こうからしたらどこかもやもやしてしまうのではないかな。なんて思ったり思わなかったり。

ただ、近年強豪国は日本に来てくれない、招待はしてくれるけれど。カナダが来てくれた時も、トライアル感全開だったし。悔しいがそれが日本の現状ってことだろう。もし、オリンピックが行われるのであれば、6月は現地視察も兼ねてトップランカーから逆オファーがあるかもしれない。

できればオーストラリアがいいな。あとはGBかスウェーデン。誰もぼくの希望なんぞ聞いていないとは思うが。

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