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なでしこジャパン SheBelieves Cup各国メンバー

SheBelieves Cupは迫っているのに、世間的に情報量が少なくて驚きを隠せない。代表人気そのものも心配になるが、報道関係者たちは大量リストラでもされているのだろうか。

女子ワールドカップイヤーの幕開けとなる大会で、なでしこジャパンは2月16日(木)16:00(日本時間17日(金)6:00)にブラジル戦、19日(日)14:30(日本時間20日(月)5:30)にアメリカ戦、22日(水)15:00(日本時間23日(木)6:00)にカナダ戦を迎えます。

JFA(http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/2023_shebelieves_cup/news/00031536/)

なでしこジャパン(日本女子代表)

ようやく守屋がなでしこジャパンに初招集された。なでしこリーグ、WEリーグと見てきた人なら誰もが納得、望んでいたのではないだろうか。今季は攻撃センスが開花中で、3バック採用中のなでしこであれば、使いどころはいくらでもある。石川もリーグでは強さを見せている。安藤もワンチャンあるかなと思うくらいのパフォーマンスだったが。

イングランド勢+南はクラブで出場中で、岩渕も移籍が奏功している感じ。気になるのは各選手のコンディションかな。前述は連戦中で、ブンデスも再開したが、アメリカ組とスウェーデン組はチームが始動したばかり。国内組も皇后杯の結果次第でオフ期間が異なっているだろうから、相当ばらつきがあるのではと推測している。元々難しい時期の大会ではあったけれど、W杯も控えているし、近年は前十字の怪我が世界的に目立っているから、その辺りは気を付けて欲しいなと思う。

強豪相手とささやかれるが、勝てないこともないと思うし、勝っちゃいけない訳でもないので、変に遠慮はしないで欲しい。所属名刺じゃんけんなら最強説。

ブラジル代表

名将ピア・ズンドハーゲ率いるカナリーニャスは、死ぬまでに一度は見ておきたいマルタが健在で、NWSLのMVP候補にも挙がったデビーニャや、アーセナルのラファエレ・ソウザが順当に名を連ねた。ほかにもバイエルンやNWSLでの日本人とチームメイトっていう選手は多い。ルスラノヴァじゃないリュドミラもいるし(なんのこっちゃ)、若手だと去年のU-20W杯で日本と対戦したDFのブルニーニャ、ローレン、タルシアンがいるね。でも、ローマのアンドレッサは呼ばれていない、絶好調なのに。

アメリカ代表

モーガンが代表200試合出場を達成(201試合)し、ラピノーが王手(197試合)、サウアーブランが212試合と、世代交代はどうなのと言われつつも、ベテラン健在。でも、モーガンを筆頭にクリスタル・ダンも、出産後に代表へ復帰できるというプロセスが確立されているのは素晴らしいことだと思う。リーグの方は闇が深いが。

自国で定期的に代表試合を催せるのは協会として強みだなと改めて感じる。試したいならすぐ呼べるし、今回もリンジー・ホラン以外が国内組なので調整もし易そう。若手ではトリニティが次世代のトップ候補だろうか。NWSLのMVPであるソフィア・スミスが今回未招集なのは解せないと思ったら負傷からの復帰中らしく、『FOX SPORTS』で「無理をすれば呼べるけど急ぐ必要はないでしょ」みたいなことを監督がいっているらしい。本大会では楽しみな選手の1人。

カナダ代表

https://canadasoccer.com/news/canada-soccers-womens-national-team-announces-squad-for-the-2023-shebelieves-cup/

不平等さ是正のためにストライキを見せる構えのようだが、スペインでも問題化したが、代表招集は名誉と同時に負担にもなる。決して選手は言葉にしないけど。代表引退してパフォーマンスが向上した例はいくらでもあるでしょう。

現場は選手をわかっているなという印象で「メンバーの半数がシーズン外に3試合連続で行われる大会に臨むため、開催前にチームベースのセッションを数回行うことが重要だと感じました」と、8日から12日まで5日間のプレキャンプを実施。それともこれが不満の種なのか?

なお、手続きを踏んだストライキは少なくとも日本であれば権利なので、それを咎めるのは如何かと。困るからやめてくれはかなり身勝手。クラブレベルならば収益の差があるから男女格差もやむなしとの意見は納得できるが、代表であれば公益性が高い。JFAを例に出せば公益財団法人をうたっているので、カナダも同様であれば、平等は訴えてしかるべき。もちろん、ここでいう平等は均一という意味ではないことも指摘しておく。利潤追求の会社と勘違いしている日本人が多過ぎやしないか?

それはさておき、プリーストマン監督も池田さんと同じく、育成年代の監督を務めてトップへ上がってきた経歴の持ち主で、東京オリンピックで優勝したのは周知の通り。メンバーには地球No.1ストライカーのシンクレアに加え、海外組のフレミングらが順当に選出。結果的にそうなったからだとしても年齢層のバランスはいいなと感じる。ダイナミック差とは異なるバランサーのいぶし銀サイドバック、ローレンスの良さをわかってくれる人求む。

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