(日記)Web漫画連載をはじめようと思った話

来週月曜日から、隔週で4ページの短い連載をはじめようと思っている。

元々この企画は自分の中であって、改善点を試したり、そもそも定期的に絵を描く目的を作ったりなど、そういった諸々の利点を享受しようと思ってやろうと思って、やります宣言までしてイラストをこさえたのだが、結局漫画のネタを整理しきれず、自然消滅的にお蔵入りさせた経験がある。

今回は何とか1話目を描ききったため、正式にtwitterやここnoteで連載ができる。pixivやニコニコにも投稿したい。

自分が漫画においてこれから克服しなければならない課題が、現在わかっているだけでこれだけある。
・読者視点から逆算して創作すること
・カメラ
・セリフの整理(どうしてもセリフが多めになってしまう)
・背景
・クロッキー力のアップ

もう若くないし、仕事もあるので、ひとつずつ克服していくのが多分最も近道なんだと思う。
しかし、ひとつずつやるにしても、実践を伴わないと定着しないので、それぞれの目標に対して、作品を一つ仕上げる必要がある。
つまり、今後5作は自動的に習作となる。未完成となってしまうことが作品の企画を立てる前からわかってしまっている。

未来を考えると、果てしない階段に気が滅入ってしまいそうになる。
今そんな気分だったので、自分の思考を整理する目的で、文章にまとめている。

次から始める連載は、徹底して「読者視点から逆算して創作すること」を目標にしている。
今まで自分が創作するにあたって、ほぼやったことのない順序の思考で作っている。

今までの自分にとって、「創作」とは、自分の内面にあるものを可視化する行為だった。主に自分を救うために創っていたのである。そして、あわよくばそれが人に届けばいい、というスタンスだった。

しかし、そのやり方は変えなければならないと諭され、自分の心の動きを意識的に制御しにいくという、――言葉で書いただけでは到底伝わらないかもしれないが――自分にとってはとても苦しい努力をせざるを得なくなった。

ただ、それを目標に立ち上げた来週月曜日からの連載、何とか第1話を形にできたので、今は少しほっとしている。

自分は頭の回転が遅く、また変化に弱い。新しいものを取り入れるために、人よりも多い手続きと時間を必要とする。
この性質を何度恨めしいと思ったかしれないが、受け入れて少しずつやっている。

キーボードを静かな部屋で打っていたら、少しずつ「まあやるしかない」という心境になれてきた気がする。これから最後の仕上げに入る。

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