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ひまひま性格診断-MBTIと夫とわたし Part2

 みなさんご機嫌いかがですか? ひまひまじゃがいもです。
 前回のお話、MBTI性格診断テストでISTJの夫とENFJの私は、高慢と偏見の主人公エリザベスとミスター・ダーシーとタイプが同じだったというお話の続きです。


※このnoteには高慢と偏見の本編に対する記述があります。未読の方にとっては少しネタバレになりますので、以下を読む際はお気を付けください。※

ジェーン・オースティン「高慢と偏見」

「高慢と偏見」とは

It is a truth universally acknowledged, that a single man in possession of a good fortune, must be in want of a wife."

世の中で広く知られている真理にこのようなものがある。
財産に恵まれた独身男性は妻を必要としているに違いない、というものだ。

Jane Austen, "Chapter 1" Pride and Prejudice (1813)

 言わずと知れた19世紀英文学の最高傑作、ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』の冒頭です。私も大学生の時に読み大変感銘を受けて現在でも訳本を読みますし、たまには学生当時のように原文と訳本を照らし合わせながら読んだりします。
 イギリスの片田舎ロングボーンに住む5人姉妹のベネット家の結婚を通して、結婚に至るまでの恋のすれ違いや登場人物の心理状況が精巧に描かれています。あらすじ等々について、詳しくはこちらをご覧ください↓


ひまじゃが的読書ポイント

 メインとなるのはエリザベス・ベネットとミスター・ダーシーの恋模様ですが、私はエリザベスもさることながらエリザベスの姉ジェーンに憧れていました。もちろん街一番の美女という外見もあるでしょうけれど、こんなにも穏やかで優しくて性格のいいい女性だから、ミスター・ビングリーの恋はより深くなっていったのだなと、自分の人生には降りかかることのない幸運に読み返すたびにうっとりします。最終章で、ミスター・ビングリーがミスター・ダーシーの住むペンバリー近郊の地所を買い、ジェーンとエリザベスの物理的距離が近くなったのも嬉しかったです。

「高慢と偏見」とMBTI

参考サイト

ちなみに、今回参照にするのは下記のサイトです。(全編英語です)


ISTJとENFJの最悪の出会い

 ミスター・ダーシーとエリザベスの出会い。ここにもMBTI的観点からみた二人らしさが表れていると思います。二人が初めて出会った、ミスター・ビングリー主催のネザーフィールドでの舞踏会。ダンスの参加しようとしないミスター・ダーシーに踊るよう説得するミスター・ビングリーはエリザベスを見て、ジェーンに紹介してもらって一緒に踊るよう提案します。しかし、ミスター・ダーシーは「惹きつけられるほどの美人ではない」と一蹴。エリザベスは、なんて失礼で傲慢な人だと判断して彼を嫌ってしまいます。
 ミスター・ダーシーは元々の頑固な性格に、ISTJの後半部分「判断方法:思考型」「外部との接し方:判断型」が働いて、自身の考えに自信がありなかなかそれを曲げようとしないので、なかば決めつけるような態度を取ってしまうのだと思います。
 エリザベスも、このことを面白がって姉や友人に吹聴して回っているけれど、起こった事柄に対して「判断方法:感情型」「ものの見方:直感型」が働いて嫌な人だと思ったらすぐに傲慢だと決めつけてしまったのだと思います。
 第一印象は最悪の二人、しかし物語の中盤でミスター・ダーシーはエリザベスにプロポーズをします。そのプロポーズをきっかけに二人の印象は少しずつ変わっていきます。そのお話はまた明日。

 読んでくださりありがとうございます。お時間が許せば、明日もどうぞごひいきに。よろしくお願いいたします。ひまひま~


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