トキソプラズマ治療④

先日PET-CTという全身のがん細胞を一挙に測ることができる検査に行ってきました。
体に放射能のあるブドウ糖を入れることで、通常の細胞よりも代謝が活発ながん細胞や腫瘍細胞の居場所を特定する検査です。

検査結果を今日聞いたのですが、目立ったがん細胞の集積は確認できませんでした。
ただ心臓の後ろらへんが微妙に光っていたらしく、今度心エコーを取ることになりました。

再発元が分からない、再発とは断定できないことは大変喜ばしいことではあるのですが、WT1の値が6500というのは通常の検査結果の誤差とかで無く、明らかな病的な変化らしいので、全く油断できないみたいです。

骨髄、末梢血では白血病細胞は検出されていないので、体のどこかに腫瘍を作っているか、骨髄異形成症候群などの骨髄性の病気を新たに発症している可能性があると言われました。

期待を持つ隙もなく、どこかに隠れた病変を探す作業は虚しい以外の何物でもないです。

帰りの車から見える下校中の学生や買い物終わりの主婦、何気ない町並み全てが羨ましく感じます。

なにも贅沢な暮らしや名声を求めてるわけじゃない。ささやかな幸せを望んでいるだけなのに、どうしてこの病気はこんなにしぶとくついてくるんだろう。

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