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Il Postino


Kinoです

Kino(樹乃)は映画好きの両親につけてもらった”映画”を意味するだいすきな名前。

父がおすすめしてくれていて、やっと観れたイタリア映画『Il Postino』について

父が大切にもっていたこの映画のサントラの音色に包まれながら
心に浮かんだことを文字にしてみようかな

これは祖国チリを追われた実在の詩人Pablo Nerudaがナポリワンのカプリ島に身を寄せた事実に基づく物語。

Luis Bacalovの美しい旋律。
イタリアの美しい風景。
素朴な日常。
詩の数々。
そしてamoreに溢れた人間の生き様。


ナポリの風に運ばれて
私の心は完全にイタリアに行っていた…!
これら全てに心が揺さぶられ
日本に帰ってくるは難しかった
五感が喜んでいた。

脚本も手がけた主演のMassimo Troisiは心臓に手術が必要な病があるにも関わらず撮影を続け、撮影終了後わずか12時間で亡くなったそう。作品に命をかけた彼の生き様に、更に心打たれる。


『詩を別の言葉で説明したら詩ではなくなる』
このパブロの言葉はとっても印象的で
「理解できなかったとしてと、想像の翼とともにまずは”感じること”が大切なんだよ」ということを教えてくれているような気持ちにもなって…

作品全体がまるで詩のようにも思えてくる。


先程、なんとなくワインホルダーにかかっているボトルに目をやると(父はワインが好きで日々、多様なワインを楽しんでいるみたい)なんと詩人Pabroの祖国、チリのものだった!ちょっとした偶然なのだけど、なんだかうれしい。にこっりしちゃった^^

そして私はMichel LegrandやEnnio Moriconeなど敬愛する作曲家が手がけた映画だったりAmazon musicで年代別SCREEN MUSICアルバムのうち「なんて素敵な音楽なんだ!」というものに出逢ったら、その音楽が彩る映画を観る、というスタイル。
Luis Bacalovが音楽を手がけた他の作品たちに出逢うのが楽しみで仕方ない!


イヤホンでいつでもどこでも音楽が聴ける時代に感謝だけど
リビングのステレオで聴く音楽は格別だな〜と、耳も心も満たされながら……。
今日はこのへんで。

最後まで読んでくださって
ありがとうございました!!!

Kino

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