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就職氷河期世代の1億円獲得ストーリー

こんにちは、私は金融資産1億円を達成した40代のサラリーマンです。就職氷河期世代と言われる、世間的には不利な世代にあたります。今日は、そんな私が20年かけて1億円に到達した道のりを、説明したいと思います。投資初心者の方にも参考になれば幸いです。

私の投資経験は、大きく分けて2つのステージに分かれます。最初の15年間は、インデックス運用を中心に行いました。その後の5年間は、米国株式投資にシフトしました。それぞれのステージで、私がどのように投資を行ったか、どのような成果を得たかを、詳しくご紹介します。

インデックス運用:市場に乗るだけで市場平均並みのリターンを得る

私が投資を始めたのは、2004年ごろでした。当時はインターネットが普及してきたばかりで、投資情報も限られていました。私は、本や雑誌でインデックス運用のメリットを知り、インデックスファンドに毎月積み立てることにしました。インデックスファンドとは、株式市場全体の動きに連動するように作られた投資信託のことです。

インデックス運用のメリットは、以下の通りです。

  • 手数料が安い:インデックスファンドは、市場全体に連動するだけなので、運用コストが低く、手数料も安く抑えられます。

  • 分散投資ができる:インデックスファンドは、市場全体に投資するので、個別銘柄のリスクを分散することができます。また、日本株式だけでなく、世界株式や新興国株式なども組み合わせることで、地域や業種のリスクも分散することができます。

  • 市場平均並みのリターンが期待できる:インデックスファンドは、市場全体の動きに連動するので、長期的に見れば市場平均のリターンを得ることができます。なお、市場平均を上回るリターンを得ることは、個別銘柄の選択やタイミングなどに依存するので、非常に難しいと言われています。その点、インデックスファンドは、市場平均を上回ることを目指さず、市場に乗るだけなので、シンプルで確実な方法です。

私は、日本株式と世界株式のインデックスファンドにそれぞれ数万円ずつ積み立てることにしました。このようにして、私は15年間、インデックス運用をひたすら続けました。その間にも、市場は上下しましたが、私は気にせず積み立てを続けました。その間、金融危機や東日本大震災などの影響で市場が大きく下落した時期もありましたが、その時も逆に安く買えるチャンスだと思って積み立て額を増やしました。そのおかげで、2015~16年ごろには金融資産が5000万円を超えるまでになりました。

米国株式投資:テーマを持って高成長分野に投資する

しかし、その頃から私は少し物足りなさを感じるようになりました。インデックス運用は確実で安定的な方法ですが、それだけでは市場平均以上のリターンを得ることは難しいからです。私はもっと高いリターンを目指したいと思うようになりました。ちょうど、投資本で米国株を特集した投資に関する書籍が増えてきた時期に重なります。いち早く金融危機を乗り越えた米国企業の株式に資金が流入するという、グレート・ローテーションについて説明した内容です。そこで、私は米国株式投資に目を向けることにしました。

私は、2014年から米国株式投資を始めました。最初は、米国株式のうち、誰もが知る有名企業に少額投資投資を始めることにしました。その後、徐々に個別株にも手を出すようになりました。最初に私が選んだのは、主にテクノロジーやヘルスケアなどの成長分野の企業でした。例えば、アマゾン、ジョンソンエンドジョンソン、コカ・コーラなどです。これらの企業は、私が普段使っているサービスや製品を提供しているので、親しみや信頼がありました。また、これらの企業は、市場をリードするポジションにあり、将来的にも成長が続くと考えられました。

私は、5年ほど前から、インデックスファンドの割合を減らし、米国株式投資を本格的に行うようになりました。このころから自分のポートフォリオにテーマを持つようになりました。AIとクラウドです。AIについては、自動運転技術が進歩するといったニュースの中で、エヌビディアというGPUメーカーが重要な地位を占めると知り、この頃、エヌビディアを購入しました。その他は、いわゆるGAFAMと呼ばれるハイテク企業を中心に投資しました。これらの企業は、AIやクラウドなどの先端技術を開発し、イノベーションを牽引していると思いました。

また、2020年3月にコロナショックが市場を襲いました。市場参加者は、これまでにない未知のパンデミックへの恐怖に恐れおののき、連日、株価は暴落を続けました。私は定期預金の大半を解約し、それまで保有していた米国株の既存銘柄を買い増しました。また、欲しかった有料企業にも追加投資しました。その後、FOMCの大規模金融緩和により、株式市場はバブルの形成に向かい、株価は軒並み暴騰しました。その結果、私の金融資産は急激に増加しました。2022年の金利上昇局面で資産は半減しましたが、2023年には反転、ついに1億円を突破しました。私は感激しました。20年かけて1億円を達成したのですから。

まとめ:コツコツと積み立てることが大切

ここまで私の投資経験を説明してきましたが、皆さんはどう思われましたか?私は決して特別な能力を持っているわけではありません。インデックスファンドをコツコツ積み立て種銭をつくり、徐々に個別株にシフトしていっただけなのです。インデックス投資を続けていたとしても、いつか1億円に到達していると思います。

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