NO PLACE LIKE HONE

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帰路

「どこで間違ったんだろう。」 つぶやいたのが自分だと気づかなかった。 日も暮れかかった帰路。日が落ちるとまだ寒い季節が、私の足を止めさせない。 夜ご飯は何にしようかと考えながら、駅まで歩く。 もともと料理は得意ではない。それでも、できない訳ではない。時間のある休日は、料理だってする。料理がしたくてするのではなく、無聊を慰めるためであるが。 夜ご飯が決まらないまま、構内アナウンスが聞こえていた。 気づくと駅に着いていた。 いつもの駅のいつものホーム、このままいつも通りに電車に乗