変換人と遊び人(25)(by フミヤ@NOOS WAVE)
面白きこともなき世を面白く⑧
~“遊び”概念のフラクタル性に基づくネオ「ホモ・ルーデンス」論の試み~
自らの内部でなにかがストンと「腑に落ちる」感覚は、心理学でいうアハ体験のように大きな歓喜をもたらす。そしてその歓喜は岩戸開きに際して八百万(やおよろず)の神々が叫んだ台詞、「阿波礼、阿那於茂志呂(あはれ、あなおもしろ)」(15)を思わず口にしたくなるような感慨を伴う。そんな「アハ!」「あはれ!」体験があればこそ、「なるほど、そういうことか」と腑に落ちた瞬間に生じる新たな認識