【23年2月6日院内集会を開催】「大阪IR・カジノを考える」超党派国会議員勉強会

超党派国会議員、記者などを対象とした院内集会を行いました。
登壇者は、このお二人。
河田恵昭氏
 (関西大学特別任命教授、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長)
小西禎一氏
 (元大阪府副知事、NO!大阪IR・カジノ呼びかけ人)

この院内集会では、世界の災害研究の第一人者として、防災・減災・縮災学に貢献されてきた河田恵昭氏から、大阪IR・カジノの会場である「夢洲」の災害リスク等をお話しいただきました。
加えて、大阪IR・カジノの問題全般(経済効果、MICE機能縮小、公費負担など)について、元大阪副知事である小西禎一氏が説明しました。

河田先生からは、
夢洲は地盤沈下を起こす沖積層厚が大阪湾内で一番厚いと推定され、沈下量や安定するまでの時間の計算が難しいこと。

国道2号線 淀川大橋での「高潮」時、まだ、2.8mの余裕があったにも関わらず、橋がほぼ波にのまれそうになっている様子。

東京・名古屋・大阪の三大都市のうち、高潮災害で一番危険なのが大阪であること、過去の高潮で大阪市内のかなりの地域が浸水した歴史。西大阪のゼロメートル地帯を守る海岸・河川護岸等は、2.5m以上かさ上げする必要があること(もし浸水すれば深さが5.5mとなり、2階も浸水し、1ヵ月以上長期湛水)。
…などなど、大阪はカジノどころではなく、災害対策が必要であることを強調されました。

会場には国会議員5人と秘書5人と記者が来場されオンライン参加と併せ、約40名の方にご参加いただき、大阪IR・カジノのリスクをお伝えすることができました。

※朝日新聞にて紹介いただきました!


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