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【34/1000ノック目】カチッとハマる場所と人論

 以前、星野源のライブDVDを観まして。彼と一緒にライブを作る人達って、有名な方々ばかりなのですね。ドラムの人然り、ギターの人然り。

 そんな中でベースの「ハマ・オカモト」さんっておりまして。ダウンタウンの浜ちゃんのご子息です。独特なお顔立ちですが、笑った顔がなんともチャーミング。源さんとバンドをしているのですが、またライブDVDの特典として「ニセ明」というお方がございます。

 「ニセ明」とは?

 「君は薔薇より美しい」を歌うお方です。ロングヘアで、サングラスをかけて、どことなく星野源のような感じを醸し出しておりますが、源さんのライブやDVDではお馴染みで、ファンも多いんですよね。
 そこで一緒に出演するのが「ウソノ晴臣」さん。どことなくハマ・オカモトさんに似ているような似ていないような。この方もロングヘアをお持ちで、まもちゃん(宮野真守)と共に、漫画喫茶で働いておられるそうです。そんな有名な方が働いている職場は、ぜひ一度行ってみたいものですね。

 カチッとハマる音がした。

 それはなんともまあ突然でした。ウソノ晴臣さんがね、ベースを下げたのです。漫喫のエプロンをしたまま。当たり前のように、下げたのです。そうしたら「カチっ」って音がしたんです。実際に鳴った訳ではなく、感覚的に。ピタリと綺麗に入った。元々そこにあったであろうものが、なぜか別の場所にあって、戻ってきた。パズルのピースが完璧に当てはまった。そんな感じ。

人にもシンデレラフィットがあるんだ。

 家具や家電が、ピッタリとハマることを「シンデレラフィット」と呼びますが、ウソノさんとベースは、まさにシンデレラフィット。それはそれは美しく。それはそれは寸分違わずに。そこで私は考えました。「カチッとハマる場所とか人とか物もあるんだ」と。

 それは音楽をやっている人だけに限りません。料理人だと包丁を持った時とか、マラソン選手は走っている時だとか。ゲーマーだとゲーム機を持っているところだとか?

 その方が最大限に魅力が発揮される場所

 モデルさんなら、カメラの前。俳優さんなら、舞台の上。先生なら、黒板の前。その他諸々。その人に相応しい場所。物。事象。きっと気づいていないだけで、みんなそれぞれ決められた場所があり、守るべきハマる「ピース」をお持ちなのだ。

 ハマっていないと「何か違う」

 靴を左右反対に履くと、「気持ち悪い」「何か違う」ってなるじゃないですか。それと一緒だと思います。ハマっていないとは「在るべきところに存在していない」ということ。じゃあそれって自分でわかるもの?

 多分きっとわかるのだと思う。その時、その場所はあなたにとって最高の場所。しかし、人はどうしても変わるから、少しずつ歪みが生じてしまう。歪みが生じたら、腰痛とか肩こりとか起こものでしょう?

 だからその都度、最善の「ピタリ賞」を私は、狙いたい。だってピタリとハマると、最大限に自分の魅力が発揮されるんですよ?狙わない理由、なくないですか?

生涯ピタリ賞狙い宣言

 きっとこれが、人生の目的なんじゃないかな。ハマったところに、在るべきところに存在する。存在するだけで、優勝だ。さんまさんは言っていた。「生きてるだけで丸儲け」そりゃそうだ。あんなピタリの位置に存在しているのだもの。生きているだけで、丸儲けだよね。

 ピタリ賞なのは、意外と周りがわかっているかもしれない。「あなたそれやっている時、めっちゃかっこいいよ」とか「似合ってるね」と言われるところが、最善のピースの位置なのだ。ああ誰か、私のピタリ賞も言い当てて欲しいものである。

【34/1000ノック目】

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