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コロナ渦において注目された、日本の国民性の価値と強み

コロナ渦中において、世界中が様々な対策を打ってでました。
その中で、日本の国民性が良い意味で注目されていたようです。

外国人観光客の入国をそれほど制限もせず、厳しい都市封鎖を行わず、世界でもっとも高齢化が進んでいて重症化のリスクが高いのにもかかわらず、医療制度をギリギリで守ってきた日本の新型コロナ対策──。

世界有数の超高齢国家という、もっとも厳しい条件であった日本が、政府の「みなさんへのお願い」だけで絶望的な状態を免れたというのは本当に驚くべきことです。
(https://president.jp/articles/-/43440?utm_source=line)

プレジデントにあった記事です。
読んでいて、確かにその通りだなー!と感じました。

日本では伝統文化(精神)として、【思いやり】や【おもてなし】があります。相手の立場を想い、まず相手のことを考える、ということが美徳と教わります。

一方で、大陸社会では、自分という「個」がまず最初にあり、自分に余力があるからこそ、相手にサービスを振る舞うという考え方があるそうです。

例えば、
・きちんと列を作って並ぶ
・チップの習慣がなくても、サービスはきちんとする
・自動販売機がきちんと機能するため普及する(盗まれない)
なども、そのような文化、精神があるからこそ成り立っているのだろうと感じます。

時々ニュースでは、自分のことしか考えていない若者、などと取り上げられている放送を目にしますが、反対に、【一人一人の意識、行動が大事】【今、全体のために自分が取れる行動は何か】を考えている人たちがたくさんいることにも注目して欲しいものです。

マスクをしましょう、の声かけでみんながマスクを着用しています。
入店制限や、営業時間の制限があれば、お客はきちんと協力しています。

自分第一ではなく、コミュニティを大切に考え、行動できる国民性は、今回多くの命を救っているのだろうと考えます。

この文化は、一朝一夕ではなしえません。
当たり前のように他者を思いやれる文化を大切にしている私たちは、そこに価値をもっと感じてもいいのではないでしょうか。

人は、コミュニティの生き物です。
昔から、グループや村を作り、共同で生活をしています。
現代で言えば、会社や地域もコミュニティです。
ただ、ITなどの発達により、コミュニティと呼べる範囲が圧倒的に拡大しました。
情報、知識、仕事、人脈など、さまざまな点において選択肢が広くあります。

そのような現代社会で、
今問われているのは、【生き方】です。

思いやり、おもてなしの文化を生かせば、私たちはコミュニティを作ることは、おそらく得意な民族です。


チームビルディングがこれからキーになる!と、30年前からおっしゃっていた嶋村吉洋さんのことを前回述べましたが、
これは理にかなっているなと想いました。

コミュニティに属するという人間の本能を生かしながら、想いを交わし、共通の目的、目標をもったコミュニティを形成する。これは、どれだけAIが頑張っても、おそらく、人間にしかできないことです。

これから、更に世の中の変化が加速するでしょう。
改めて、チームビルディングに集中して取り組む大切さと合理性を感じました。

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