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岐阜県での大雨と危険度分布

こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。


今日も日中、広い範囲で気温が上がりました。太平洋高気圧をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいることもあって、大気の状態が非常に不安定となり、岐阜県で記録的短時間大雨情報が発表されていました。

岐阜県記録的短時間大雨情報 第1号
令和2年8月11日16時58分 気象庁発表

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16時50分岐阜県で記録的短時間大雨
美濃市付近で約100ミリ

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記録的短時間大雨情報で記載された雨量は、気象レーダーと地上の雨量計の観測を組み合わせた解析によるものだったようですが、アメダス美濃では、1時間降水量の観測史上1位の値が更新されていました。

2020-08-11 23_00_40-気象庁|最新の気象データ および他 2 ページ - 個人 - Microsoft​ Edge

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面的に見てみると、アメダス美濃から5㎞も離れていないようなところで1時間雨量が30ミリ弱にとどまっていたりして(それでも強い雨)、積乱雲の特徴を垣間見たりします。

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解析雨量では、いくつかの地域(メッシュ)で1時間降水量80ミリ以上が解析されていました。

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大雨警報(土砂災害)の危険度分布』では黄色の「注意」と判定されるにとどまっていましたが、

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大雨警報(浸水害)の危険度分布』や『洪水警報の危険度分布』では、薄紫色の「非常に危険」と判定されていた時間帯がありました。

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いわゆる『夕立』、『熱雷』と呼ばれるもので、長く降り続けるような雨ではなかったものの、短時間の大雨でも排水が追い付かずに危険な状況となったりすることもあるので、注意が必要です。



そんな、今日このごろ


1:画像は気象庁HPから→https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/328_06_632_20200811075838.html

2:2020.8.11,23:10ごろ閲覧。→http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/rank_daily/prerct00.html#pre1h_mx

3:画像は国土交通省HPから→https://www.jma.go.jp/jp/realtimerad/index.html

4:画像は気象庁HPから→https://www.jma.go.jp/jp/kaikotan/

5:画像は気象庁HPから→https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/index.html

6:画像は気象庁HPから→https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html

7:画像は気象庁HPから→https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html