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記録的な高温と季節変化

こんにちは、nooooon(@nooooon_met)です。


11月になりましたが、上旬はこの時期としては記録的な高温となりました。
この期間中、何度か低気圧や前線が日本付近を通過しつつ、1~4日にかけては高気圧が通過しました。

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特に、3日は高気圧後面となって南から暖かい空気が流入したこともあり、アメダスでは全国304地点で11月としては1位の値となる最高気温が観測されました。

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東京の「2週間気温予報」を見てみると、ちょうど10日を境として、今後はだんだんと平年に近い気温で推移していく見込みとなっています。

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一方で、最近発表された『エルニーニョ監視速報(No.374)』によると、今年の春から継続しているエルニーニョ現象が、来年春まで続く可能性が高いとされています。

エルニーニョ現象が発生している場合、冬は西高東低の気圧配置(いわゆる冬型の気圧配置)が弱まり、気温が高くなる傾向があるとされていて、

先月下旬に発表された「3か月予報」でも、11月~1月にかけては気温が「並」または「高い」状況になる確率が高いと予報されています。


今年の夏は日照時間が多く、記録的な高温となった地域もありました。これはエルニーニョ現象が日本に与える影響の典型例とは異なっており、気象現象のメカニズムの複雑さを感じるところでもあります。


個人的には雪が好きですので、災害をもたらさない程度で降雪してほしいなぁ・・・と感じています。



そんな、今日このごろ


※画像は気象庁HPから

1→https://www.jma.go.jp/bosai/weather_map/

2→https://www.data.jma.go.jp/stats/data/mdrr/tem_rct/index_mxtem.html

3:2022.11.12,5時更新の2週間気温予報→https://www.data.jma.go.jp/cpd/twoweek/?fuk=44