術後2日目、一番つらかった日。
6/15入院4日目、術後2日目。
この日はシャワーがOKになり、ご飯も常食に戻る日。
朝、介助ベッドを使い、傷口の痛みに耐えながら起き上がる。手術をした下腹部は動く度に傷口が痛む感じで、それ以外は安静にしていれば何ともない。まだゆっくりだけど歩くこともできる。
あとは肩などの身体の突っ張りと、謎の胃の痛みも治ってくれれば…。
看護師さんに身体の状態を伝える。
毎日、看護師さんや巡回に来てくれる主治医の先生、一緒に手術を担当してくれた研修医の先生がお腹がちゃんと動いているか、聴診器で確認してくれていた。
きっと手術のストレスとかなんだろうな。
朝食が運ばれてきた。
お腹は空いていない。
けど少しでも栄養摂らなきゃ。
そう思い、半分ほど食べた。
勿体ないけど、もう食べきれないな…。
温泉卵、全部食べたかった…。
ご飯残してごめんなさい。
食器を返しに病室を出る。
まだ痛みでよたよたと歩く私を見て看護師さんが「持っていきますよー」と回収してくれた。
すぐそこだけど、今は歩かずに済むのはありがたい。
ベッドに戻って少し休もう…。
と、部屋に戻ろうとした瞬間、気持ち悪さが一気に押し寄せてきた。
ヤバい…!
よろけながらトイレへ駆け込む。
吐き気があるのに、出てこない。吐けない。
涙で視界がぼやける。
あ、どうしよう、立てない。倒れる…!
トイレのナースコールを押す。
看護師さんが駆けつけ、車椅子を持ってきて、病室まで運んでくれた。ベッドに座る。
背中をさすってもらうと同時に嘔吐。
「先生に連絡してくるので少し待ってくださいね」
看護師さんが出ていった後、また嘔吐。
しんどい。意図せず涙が出る。嘔吐する。きつい。
先生が来てくれて、X線を撮ることに。
放射線科は1階。病室は6階。エレベーターがあると言えど少し距離があり、自分だけでは動けなかったので、看護師さんが車椅子で連れて行ってくれた。
X線の結果、腸管がパンパンに腫れていたことが判明。
手術で触れていることや、お粥からではあったけどご飯が入ってきたこともどうやら原因らしい。
下腹部の状態は良いが、他がまだ上手く機能できていなかった。
ということで、この日のお昼からまた絶食。
点滴をすることになった。
一度は外れた点滴。
食事も常食に戻ったばかりだったのに。
食べたものも戻しちゃった。
グッバイ私の温泉卵。
一度吐いて少しは楽になった。
点滴をつけてもらう。
担当看護師さんが私の腕とめちゃくちゃ睨めっこしてる。
そういえば昔、血管が細いと言われたことがあった。
「はいっ、いきますよー」
痛っっ…!?!?!?、?!!?
「あぁ!ごめんなさい!一回抜きます💦」
あぇ?失敗?
「右でもう一回いきます!チクッとしますよ!」
い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!?!?!?!?
「ごめんなさいごめんなさい!抜きます💦」
先輩を呼びに行く看護師さん。
ちょっと待って点滴の針刺すのってこんな痛いの!?
手術の時に手の甲に貼った痛み止めシールみたいなん無いん!?
先輩看護師さん登場。
私の腕を縛って睨めっこ。縛ったものを解いて睨めっこ。
「あー…ほんとだ…」
何が!?
「こっちの血管潰しちゃって💦」
血管潰しちゃって!?!?!?
「いきますよー」
え待って心の準備が…
誰がやってもいっっってぇ!!!!!
「何回も本当にすみません!いきます!」
失敗。
「もう本当にごめんなさい!腕少し温めますね!」
どんだけ私の血管細いんや…
具合悪いの吹っ飛んだ…
結局、主任看護師さんまで登場し、その方も一度失敗。
二度目(右腕)でようやく成功した。
なお、この後すぐに採血もされるのであった。
ご愁傷様、私の両腕。
続く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?